内容説明
<b>※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。</b><br/><br/>【写真詩集】私が私の願いをみつめるように、あなたがあなたの願いをみつめてると、(たとえそれが無意識でも)遠くから信じることができれば、それこそがたったひとつの私の愛。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
112
ぽつんと小さく三日月が描かれた表紙が好きだった。このフォトポエム集の中でも、四季折々の空と緑が印象的。綺麗な写真の中にはブレているものやピンボケもあったりで、でも不思議に銀色さんだからなぁと許せてしまう(笑)きっと春の朧月のような穏やかな曖昧さを表現したかったのだ、とか、そんなふうに見える日も同じ一日なんだよって表現してるんだきっと、などと庇ったような気になるなんて、まったく世代は違うのに、なんだかまるで昔なじみの同級生みたいだ。 2014/04/16
新地学@児童書病発動中
88
瑞々しい詩情が心の中を通り抜けていく本。作者の手による写真も詩的で、言葉と一体となって読み手の心に働きかける。手元に置いて何度も読み返そうと思った。2014/02/24
Ikutan
62
銀色夏生さん、4冊目。写真と抒情詩で構成された一冊。風景や植物を切り取った写真はどれも、美しくって眺めていると癒されます。センスのいい優しい色合いがすごく素敵です!一方、選ばれた美しい言葉とリズムがよい散文詩は、読んでいて心地よかったですが、内容はちょっと難解でした。2017/06/23
優希
51
綺麗な写真と共に添えられる優しい言葉の数々に癒されます。穏やかで曖昧な世界に銀色さんのポエムが色を添えていく、感性で楽しむ小さな写真集と言ってもいいかもしれません。読むというより視覚でぼんやりと言葉を見つめ、そこから何かを受け取るような感じでしょうか。込められた想いから何か一滴でもすくい出せればいいのです。読むより見るための作品だと思います。疲れているときとかにゆったり読むのがよさそうですね。2014/07/05
masa@レビューお休み中
47
景色が次々と変わる。北へ南へ。山・海・川・空・道・家・花・木…。すいこまれるように、彼方の世界へ投降する。そこは孤独ではないが、やかましいくらい無数の感情がひしめく場所である。過去の記憶と感情が波のように押し寄せる。ヒリヒリを通り越して、ズキズキする痛みが湧き起こる。止めようとしても無駄だった。もう、どこにも傷なんかないと思っていたのに…。まだ、そんなセンチメンタリズムが自分に残っていたことに驚いてしまった。いつも銀色さんの詩は時を超えて五感を刺激してくれる。大好きを超えた世界だ。2012/03/31
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