内容説明
進歩はかくも多くの犠牲を強いるものか。龍馬に先がけた志士たちが、次々と粛清の大波に没していく。風雲の時代に生きた男たちの誇り高きロマンティシズム、そして挫折。命を狙う者と狙われる者が落ちこんだ救いのない友情。幕末に大輪の花と開き、散っていった快男児・坂本龍馬の若き日々、完結篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ともくん
57
井伊直弼暗殺で物語が終わってしまった。 なんとも、唐突で中途半端な終わり方。 二巻までが、面白かっただけに残念。2019/07/07
saga
32
【再読】この物語は井伊大老の桜田門外での暗殺をピークとして終わる。物語の進行が遅いはずだ。架空の人物・梅田梅太郎が狂言回しではなく、ほとんど主役のようになってしまっている。龍馬がほとんど活躍しないで終わってしまった。初読は2010年11月頃。2020/02/02
フミ
18
タイトルは「坂本龍馬」ですが、架空の攘夷志士「梅田梅太郎」と、その妹「竹乃」を軸に、安政の大獄の時期の人情を描くのがメイン~といった感じの作品です。坂本龍馬は、前半に「楢崎龍子(お龍)」との初対面の会話が、喧嘩みたいで苦笑いしたり、あと、中盤以降、故郷の土佐で、ようやく「ホラ吹き龍馬」のあだ名が定着し始める感じですが、「キャラの軽快さ」という部分では、やはり司馬遼太郎さんの「竜馬」には勝てないかな…。後半の「梅田梅太郎」の再登場での逸話は、人情&教訓的な山岡荘八さんの個性が、良く出ていると感じました。2026/07/11
Cinejazz
14
長崎から江戸に及んで猛威をふるったコロリ(コレラ)に感染、あるいは毒殺され亡くなった将軍家定。「安政の大獄」からいよいよ反徳川の気運が高まり、水戸藩の脱藩浪士らによる井伊大老暗殺事件が勃発。不穏な京の都から郷里の土佐に帰った龍馬を待ちうけていたのは、尊王攘夷の吹き荒ぶ維新の嵐であった。〝井伊直弼を倒された幕府が、どのような出方をしてくるのか、好むと否に関わらず日本も土佐も同じ嵐の中にたたされることに・・・〟龍馬26歳の早春、日本の夜明けは何処に・・・。 山岡荘八版『坂本龍馬』完結編(狂風の巻)。2022/02/11
どらんかー
4
坂本龍馬の青年期そして幕末の混乱がいかにして始まったかが知れて良かったです。2021/04/17




