内容説明
坂本龍馬、19歳。ふるさと土佐をあとに江戸は北辰一刀流の名門千葉貞吉の道場で修業中の身だ。1853年夏、ペルリ来航し江戸の町は大騒ぎ。黒船撃退を叫ぶ仲間たちの激論珍論をよそに、龍馬はひとり茫洋と構え、その天稟の資質にまだめざめない。望郷の念にかられ、高知に帰った彼の身に何かが起こる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ともくん
57
今まで、読んだ坂本龍馬の中で、いちばん面白い。 『竜馬がゆく』の龍馬みたいに、無理にキャラクターを作ってるのではなく、人間味あふれる龍馬がいい。 苦悩し、葛藤し、成長してゆく龍馬に期待したい。2019/04/17
saga
40
【再読】『竜馬がゆく』を読了し、もう一人の歴史小説の雄である著者の作品を読む。同じように龍馬19歳から始まる物語は、しかし、だいぶ龍馬の雰囲気が違う。また、小説家は架空の人物を登場させたいようだ。「お田鶴様」以上に「千葉千賀」は違和感が拭えない。安政の大地震直後に土佐に帰った龍馬だが、姉の乙女から帰郷を責められる。だが、この帰郷がなければ、後に維新の推進役となる龍馬は生まれなかったかもしれない。初読は2010年10月頃。2020/01/29
detu
23
一回目の江戸修行から話は始まる。どうも過去知っている龍馬像と違う。他の人物、千葉重太郎、妹千賀(佐那でない)、乙女大姉らもイメージが違うがまあ良いか。帰郷後。龍馬覚醒。池田寅之進の事件から大きく変わっていく、ところで一巻終了。再びの出府。2021/03/04
フミ
19
幕末のヒーロー…的な扱いを受ける「坂本龍馬」を、山岡荘八さんが書くと、どういう人物像になるんだろう…と読み始めました。江戸の剣術修行時代から始まりますが、学問にコンプレックスを抱いていた人物らしく、前半は「国事を語る人たちを内心で笑う」といった、へそ曲がりな描写が目に付き、暗い印象を受けます。国事に目覚めるのは、中盤・200頁を過ぎた辺りからですが、乙女姉さんとの問答など、説教臭いかな…。個人的には、学問も精神修養も足りないのに攘夷にハマった、龍馬の同門「梅田梅太郎」がどう、迷走して行くかが興味深いです。2026/06/22
あゆみらい
19
坂本龍馬。終始、わくわくした。次へ。歴史小説を読むようにしています。2022/06/16
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