講談社文庫<br> 推理日記 II

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講談社文庫
推理日記 II

  • 著者名:佐野洋【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 講談社(2014/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061838338

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内容説明

ミステリーを十倍楽しむための、ファン必読の推理読本第2弾。独自の推理美学の秀れた実践者であり、かつ日本のミステリー界の理論家第一人者をもって鳴る著者が、数多の作品の長所・短所の分析から、有名な名探偵論争までを通じ、推理の最上の味わい方のコツを読者に伝授。作品別・事項別の索引つき。

目次

推理小説的な読み方
レッテルについて
エスケープについて
小林久三氏『錆びた炎』について
評価の重点について
「推理小説として書く」
警察官と名探偵
都筑道夫氏の『名探偵復活論』について
ヒラメの鉄火巻
“犯人当て”懸賞について
筒井康隆氏『富豪刑事』について
科学捜査と推理小説
想像の翼
退職後の牟田刑事官
あら探し
作中人物の言葉
紙上捜査陣
草野唯雄氏『解明旅行』について
「後味の悪さ」について
推理作家の思考
同一トリックの再使用について〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

佐藤 亮一郎

1
推理小説とはかくも厳密なものなのか。自分の甘さ加減が嫌になる。いろいろと思い知らされる一冊だった。2018/08/27

紫草

1
都筑道夫氏との「名探偵論争」はとてもおもしろかった。私は、この件については都筑氏に賛成。都筑さんの「退職刑事」のシリーズが大好きだし。佐野さんの推理小説論が、たまに厳格過ぎると思うのは、私が作家でも評論家でもなく、マニアですらない、ただの読者だからかしら。佐野さんの本やここに取り上げられている本、久しぶりに読み返したい本がまたたくさんできました。2013/09/29

Tetchy

1
読み手としての佐野洋に少々辟易したような感が残った。それは都築との名探偵論争に顕著なように、あくまで自論を正当化させるためにありとあらゆる知識を総動員して論破しようとする点が今回特にくどく感じたからだ。時には偏屈爺の説教のようになり、食傷気味であった。しかし、「同一トリックの再使用について」の見解は白眉である。平成の世に到来した新本格ムーヴメントを考えれば途轍もない先見の明である。これだから『推理日記』は止められない。2009/04/08

ワタシ空想生命体

0
有名な名探偵論争が都筑道夫の反論も含めて載っている2023/01/31

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