内容説明
牛乳配達の少年が谷川に落ちそうなところを、青年に助けられた。それを近くで見ていた人妻の桂木朝子は、密会からの朝帰りだった。彼女は翌日の新聞で、そのときの青年が殺人犯人らしいと思いあたる。だが、自分は出頭するわけにはいかない。一方、犯人は口ふさぎのためか少年を襲った!? 表題作をはじめ、抒情性と謎が見事に融合した傑作集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるま
10
図書館の除籍本を頂いたまま、積読状態に 初読作家 というか、他界されている方なんですね 『Wの悲劇』の著者なんですね 薬師丸ひろ子さんの主演した映画ですよね(実は観てないや) 女性のミステリー作家の草分け的存在とのことです 本作は表題作を含む4編からなる短篇集 ミステリーあるあるですが、推理をしながら読み進めるのですが、見事に外れるんですよねぇ えええ?まさか、犯人は。。。って驚からされるんですよね 特によかったのは、「その子は目撃者」で、不倫密会の朝帰り途中に強盗事件の目撃者になった朝子の行動は。。。2024/07/11