内容説明
「生命は地球より重い」といわれる。だが、秩序に対する反逆者である殺人の犯行者たちを非人間的と見るのは、あまりにも悪意の誤解というべきであろう。彼らは確かに他者の生命を奪ったけれども、その動機はまことに人間くさく、そこに展開されているのは、まぎれもない人間ドラマだ。(著者)新聞報道・公判記録の行間に埋もれた事実を剔出して、殺人者の「日常」を描写する本格ドキュメンタリーノベル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レアル
46
70年代の殺人事件の中から14話を挙げている。初めて聞く殺人事件ばかりだが、新聞や週刊誌を読む感覚でサラリと読めちゃう。仕事の相手先へ移動中の隙間時間を利用して読んだ。殺人者の動機や環境、そして新聞では味わえない事件の裏側まで読めちゃうその事件簿がこの本の読み処で興味深い。2016/08/09
バカ殿。
2
最近は、人を8人くらい殺しても驚かなくなってきたなぁ。当時に比べネットのおかげで危険が高くなっている2018/01/03
うえだ
1
デジタル復刻版。ベレー帽とルパシカ、大久保清。当時、子供ながら意味もわからず憶えている。2021/12/31
丰
0
Y-202004/06/09