どくとるマンボウ昆虫記

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どくとるマンボウ昆虫記

  • 著者名:北杜夫【著】
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • 新潮社(2013/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101131047

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内容説明

虫に関する思い出や伝説や空想を自然の観察を織りまぜて語り、美醜さまざまの虫と人間が同居する地球の豊かさを味わえるエッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まふ

120
久しぶりに読む。北杜夫の躁鬱病の躁時期(マンボウシリーズはどれもそうだろうが)に書かれた作品であることは間違いなく博覧強記の彼の側面が前面に出て興味深い。ヒトはなぜ昆虫採集をするか、それは人間にどのような意味を齎すか、と気張って考えることもなくマア好きだから昆虫採集をするのであると言っている。私の少年時代はまさにこの書のとおりの昆虫ウヨウヨ状況だったのでよくわかるが、身近にムシがいなくなった今日の少年たちには遠い世界のハナシかもしれない。可哀想な今日の少年たちよ、ムカシは良かったですよ…。2024/12/26

Gotoran

53
『どくとるマンボウ航海記』に続き、”どくとるマンボウ”シリーズ第2弾の本書を読んでみた。虫好きの北杜夫氏の虫についてのエッセイ集。虫の生態、虫と人、時と所を縦横にして、随所に著者独特のユーモアが散りばめられている。虫の話をしていたはずにも拘らず脇道に逸れることがしばしばではあるが、軽妙な語り口でのユーモア溢れる話を面白・可笑しく読むことができた。2021/09/17

クプクプ

38
私は昆虫の標本を作ったことがある、虫屋です。この本も少年時代の愛読書です。久しぶりに読んだら、ある二人のカミキリムシマニアのやりとりが気に入りました。カミキリムシマニアの一人が珍しいカミキリムシを採集し、もう一人に自慢します。もう一人は何とかしてカミキリムシを交換してその珍しいカミキリムシを手に入れようとします。しかし、 カミキリムシマニアはそれに応じません。そして一時的に絶交するのですが、しばらくすると、「あなたのいない世界はつまらないです」「こちらこそ」と仲直りします。虫を通して人間を描いた良著です。2018/03/01

北風

29
医者になる前は昆虫学者になるつもりだった北杜夫だけに、昆虫に対する並々ならぬ愛をヒシヒシと感じるエッセイです。好きな人が書いた愛情あふれるエッセイは読んでて清々しいですね。虫嫌いの僕でも楽しく読めました。2015/01/05

ツバメマン★こち亀読破中

27
昆虫好きの著者による昆虫愛溢れるエッセイ集…といってしまえばその通りなのですが、とにかく文章が凄く上手いです!(←僕が言うのも何ですが…w)軽妙洒脱とはこのこと!(←僕が言うのも何ですが…ww)2014/11/08

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