角川ソフィア文庫 改訂新版 心的現象論序説

著者名：吉本隆明

KADOKAWA（2014/11発売）

• ISBN：9784041501047

内容説明

わたしなどの望みだったひとつの共通の場がひらかれ、この本もながいあいだの不眠から解放されるかもしれない――。戦後思想を大きく回天させた吉本隆明の理論の、これはその凜々たる種子というべき一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[りっとう ゆき]

心について。フロイトの理論を参考に持論をすすめていく。自然と個体との間に心（エス）があるというイメージが分かりやすかった。エロスとかタナトスの捉え方もこういうことかと。要所要所はこのようになるほどと思うところがあったが、しかし、総合的に見ると明確な主題はよくわからなくて、ぼんやりしたままおわった。

2022/11/28

[fantamys]

まさに「人文社会学」をしている本。たぶんあと２，３回、きっと手あかが付くぐらいよまないとわかんないんだろうな。

2012/02/29