目次
序章 書店員の仕事はシット・ジョブなのか?
第1章 下流で考える
第2章 だから、若い人たちが、彼らと同時代のものを読み、全人生を通じて彼らの友であり続けるはずの本を手に入れる必要があるのだ。そのためには、
第3章 本屋で働いている
インタビュー 町の書店のいまとこれから―往来堂書店・笈入建志氏
第4章 今夜のカレーと、明日の書店
第5章 出版をめぐる生態系(へのグチと希望)
第6章 たぶん、そうじゃない本屋の話
第7章 本当の本屋の話をしよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
43
本書がおこなっているような問題提起を、微力ながら私もnoteで続けてきた。利益率、人手不足、安い給料、無責任なSNS告知、雑誌付録の形状・・・往来堂書店の店長である笈入建志さんの捉え方が最も自分の体感に近い。衝動買いや意外な出会いがリアル書店の売りであることは事実だが、目的買いで日常的に使ってもらえないと商売が成り立たない。あと大手版元の本に関しては書店の取り分を数パーセントでも増やせないか。各々の店で確実に売れるものに限って直の買い切り&7掛けか6掛けにする取り組みも広げてほしい。発信を続けていきます。2026/02/24
よっち
27
書店を取り巻く状況は最低賃金も上がって便利にしようとすれば手数料が経費となり、なかなか設備投資もできない。別のところで稼ぐかして原資を得ないと結局人手を減らすしかなくて、できることが減って悪循環に陥っている。読者も選択肢が増えて余裕がなくなってきているから、昔自分が書店員をしていた頃よりも難しくなっていて、同様の理由で取次も多くの出版社も人が減っているからいろいろ手が回らない。単純に誰が悪いという状況ではなくどうしても構造的な問題があって、本だけを売って儲けを出すのが難しくなってきているのは感じますね…。2026/04/04
RRR
23
実際の所、書店員さんは何を思うか?そういう書籍って、今までなかった気がします。生の声を収録されているので、参考になりました。そもそもであるけれど、政治家や有識者は本屋がつぶれるのはいかん、と口が酸っぱく言っているけれど、その具体的な救済策は?と問われると、何も思いつかないであろうことは想像がつきます。 電子書籍と差別化図るわけでなし、おまけに驚いたのが、書店員なのに、書籍が購入できないほどの低賃金であること。社会的意義がある職業に限って、なぜか低賃金。まず、彼らの労働環境改善が急務である。2026/03/05
ツバメマン★こち亀読破中
18
よく行く書店さんでは、以前に比べてシフトの人数が減っていて、書店員さんが忙しそう。そうなると1冊1冊を吟味したり、棚を作り込む時間もなくなっているのだろうなぁ…。小さい版元で仕事している身としては色々考えさせられます。そのことから目をそらさずに仕事をしないと。あと独立書店、大型書店が、フィーチャーされがちですが、中規模書店こそが大切だというのはその通りだと思いました。そして、こういうときこそ書店、取次、版元が力を合わせないといけないのだけど…。2026/05/07
NakaTaka
15
読んでいると苦しくなり休み休み読了。書店員の大変さは小説や新聞等でも見聞きし、学校司書やっていたから、取引先の書店員さんの様子からも感じていたが(うちの市は、地元の書店守るために市の書店組合加盟店から本を買う)。実際、バリバリ働いていた書店員さん、体調崩して退職された方いたし廃業された書店複数あったな。廃業店があると他店が儲かるかと思うけど、利が少ないから労働が増えた分ほど儲からない(教科書やってても)という愚痴だけはポロッと言った人がいたな。と、現役時代のあれこれ過り書店の危うさ益々実感。2026/05/30




