感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あいか
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その期間・給付金額からOECDの中でも最も手厚い男性育休の制度を有する(意外!)一方で、未だにかなり低い男性育休の取得率が日本の女性のキャリア形成の阻害要因となっている、、この課題について日本の文化・政策・実践面から探った本。 北欧ドイツの政策との比較や、日本での法改正プロセスを詳細に追ったり、実際に育休を単独で取得した男性らのインタビューでは期間中の孤独感などについても拾っていて面白い。文化面では日本の企業風土あるいは家族観の変遷なんかにはあまり触れておらず、薄い印象。 2023/06/16
Miki Shimizu
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男性の育休、どうやったら男が単独で長期間育休を取れるか、考察した本。ドイツとかスウェーデンとかの制度とも比較しつつ、現行の制度はここが問題ちゃう?みたいな提案もあり。
お抹茶
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日本のおける男性育児休業の政策過程,休暇取得者へのインタビュー,ノルウェーとスウェーデンとドイツの事例などをまとめる。男性の取得者で「孤独は大変大きかった」という本音があって,女性も同じことを感じているのではと思った。男性育休の先行研究もレビューされているため,この分野を詳しく知りたい人にはちょっとしたブックガイドになる。2023/11/26
Yasuyuki Shuto
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日本ではなぜ男性育休が浸透しないのか 育休がとりやすくするための法律がどのように改正されてきたのか、取得率の高い海外と比べて、日本は何が違うのかなど、丁寧に細かく書かれていて勉強になった 法律の歴史のところは、議会内容まで書かれている 僕は育休を取得中の身でこの本を読むまで、妻と一緒にとることが良いと思っていたがこちらの本では取得期間を分けて取ることが良いように書かれている それは女性の社会復帰をしやすくするため僕は育休取得の意義を2人同時に取得し、手厚く子育てをするためと思っていたので目から鱗だった 2023/08/20