臨床推論―臨床脳(あたま)を創ろう

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臨床推論―臨床脳(あたま)を創ろう

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  • サイズ A5判/ページ数 180p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784990884345
  • NDC分類 492.7
  • Cコード C3047

出版社内容情報

鍼灸の専門学校、大学の「あはきの適応」に関する教科書であり、開業鍼灸整骨院の臨床能力を飛躍的に向上させる。本書は、鍼灸臨床教育の充実に永年取り組んでこられた編者、丹澤章八先生による積年の願いの結晶であり、「あはきの適応」が教育課程に組み込まれたいまこそ待望される時宜を得た書籍であるといえる。
臨床推論は、日常診察室で頭の中(臨床脳)で行われている診察課程を抽出し、その論理性・妥当性を具体的に検証することである。その結果、患者様の医療上のリスクを最小化し、病苦に共感し、治療効果を最大化することができる。
本書は、基礎編で臨床推論を概説し、仮説演繹法に焦点を絞り、実践編では仮説演繹法による実践を紹介する。症例は、実際の鍼灸整骨院で体験されたものであり、目の前で診察が進められている臨場感をもって解説されている。
鍼灸教育のテキストとしてばかりではなく、日常診療に多忙な先生方にもぜひ手元に置いていただきたい。

目   次
推薦の序  ? 
はじめに  1

 1. 臨床推論とはどういうこと!        2
 2. 臨床推論こそ臨床教育で最も重要な課題   3
 3. 鍼灸臨床に[臨床推論]の実践がなぜ必要か! 4
 4. 本書刊行の目的は             5
 5. 本書の論述の流れ             6
 参考文献

基礎編 臨床推論における仮説演繹法
   1. 臨床推論の主な4つの方法          7
    1)直感的診断法(スナップショット診断) /7
    2)徹底検討法 /7
    3)アルゴリズム法 /8
    4)仮説演繹法 /8
   2. 仮説演繹法が推奨される理由         9
   3. 臨床における仮説演繹法の流れ        10
    ステップ1:情報収集(医療面接)による問題把握 12
    ステップ2:診断仮説の設定          12
    ステップ3:診断仮説の順位づけ         13
    ステップ4:医療面接と身体診察による診断仮説の検証 13
    ステップ5:最終鑑別(診断)15
   4. 仮説演繹法を実践する上での必要な作業内容・要点・注意点15
    1)臨床推論における医療面接と、その役割/15
    2)診断仮説の設定の段取り/16
    3) 診断仮説の検証/22
    4)“見逃してはいけない疾患・病態”の鑑別 /29
   参考文献 31

実践編 仮説演繹法による臨床推論
 
1. 腰痛  37
 症例1 慣れない仕事は慎重に  37
    参考文献 47
症例2 以前受けた鍼治療が効いたので、今回も… 47
     参考文献 58
 症例3 高齢者の腰痛に出会ったら… 58
     参考文献 67
2. 頭痛 68
 症例1 遺伝かしら、それとも… 69
     参考文献 79
 症例2 バイタルサインのチェックが鍵となる 80
     参考文献 88
3. めまい  92
 症例1 地球が回る 92
 症例2 人生の まさか 99
     参考文献 102
4. しびれ  103
 症例 手をブラブラ振ると 103
     参考文献 110
5. 関節痛  114
 1. 単関節痛 114
 症例1 夜道に現れる妖怪  114
 症例2 思いつく原因はないけれど  119
 症例3 無理は承知で授業に出席  127
 2. 多関節痛 131  
 症例4 フラダンスの大会に出たい 132
     参考文献 141
6. 浮腫(むくみ) 142
 症例 あまり気にしませんでした‥142
     参考文献 154
7. 臨床推論が導入されていなかった時代 
  あるベテラン鍼灸師の回想―鍼灸臨床には十問歌というROSがあった  155

参考文献 159
8. 終章  162
 1. ≪M君らしい≫ 162
 2. 「わかる」ということ  163
 3. 【臨床脳】を鍛える   164
 4. 患者さんこそが唯一の師  164

あとがき164
索引 165

参考1:疾患がある可能性(確率)を変動させる因子 32
   1. 感度と特異度
   2. 尤度比
   3. ベイズの定理
 臨床推論におけるポイント一覧(参考頁)
参考2:臨床推論におけるポイント:片頭痛 78
参考3:臨床推論におけるポイント:頭痛  89
参考4 臨床推論におけるポイント:めまい 96
参考5 臨床推論におけるポイント:しびれ 111
参考6 臨床推論におけるポイント:一般的な急性多関節痛 135
   1. 関節リウマチ(RA)
   2. RA以外の膠原病
   3.ウイルス性関節炎
   4. 悪性腫瘍(腫瘍随伴症候群)
参考7 臨床推論のポイント:浮腫 148
参考8 臨床推論におけるポイント:十問歌 155

丹澤章八[タンザワショウハチ]
著・文・その他/編集

加藤 麦[カトウ バク]
著・文・その他

石川家明[イシカワイエアキ]
著・文・その他

木村朗子[キムラサエコ]
著・文・その他

高梨知揚[タカナシトモアキ]
著・文・その他

内容説明

症例でたどる鍼灸臨床における病態鑑別の実際。

目次

基礎編/臨床推論における仮説演繹法(臨床推論の主な4つの方法;仮説演繹法が推奨される理由;臨床における仮説演繹法の流れ;仮説演繹法を実践する上で必要な作業内容・要点・注意点)
実践編/仮説演繹法による臨床推論(腰痛;頭痛;めまい;しびれ;関節痛;浮腫(むくみ)
臨床推論が導入されていなかった時代
終章)

著者等紹介

丹澤章八[タンザワショウハチ]
1929年東京都生まれ。1951年信州大学松本医学専門学校(現、信州大学医学部)卒業。1957年医学博士(京都府立医科大学)。専門はリハビリテーション医学、傍ら東洋医学(主として鍼灸医学)を独学修得。1976年上海中医学院(現、上海中医葯大学)留学。社会福祉法人神奈川県リハビリテーション事業団七沢リハビリテーション病院リハビリテーション部長・東洋医学科部長、東海大学医学部非常勤教授、明治鍼灸大学(現、明治国際医療大学)大学院教授を経て同大学名誉教授。この間、厚生省あはき審議会委員、あんま・マッサージ・指圧師、はり師、きゅう師国家試験委員長など歴任。社団法人全日本鍼灸学会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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