戦争と児童文学

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戦争と児童文学

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  • サイズ 46判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622090663
  • NDC分類 909
  • Cコード C0095

出版社内容情報

フィクションだからこそ、伝えられる真実がある。公立図書館に勤務しながら児童文学書評ブログで1600本を超える評を書いてきた著者が10の物語から掬いとった真実が、大人である私たちの目を開かせる。
ヒロシマの記憶、内戦と子ども、民族と戦争。顔の見えない戦争、普通の家庭にやってきた戦争、基地のある日常。戦争責任と子ども。そして、あの日の記憶を受け継ぐこと。
朽木祥、岩瀬成子、三木卓、ロバート・ウェストール、シンシア・カドハタ、エリザベス・レアード、デイヴィッド・アーモンド、グードルン・パウゼヴァング、エルス・ペルフロム……戦争を知らない世代の作家も、日系人作家もいる。遠く離れた国で起きた戦争を描いた物語があり、数十年の時間をかけてようやく「あの日」を言葉にできた作品がある。しかし、どの作品にも共通するのは、次の世代へ、国境を越え世界に向かって小さな記憶を運んでゆく大きな力――10の評論。

内容説明

フィクションだからこそ、伝えられる真実がある。公立図書館に勤務しながら、児童文学書評ブログで1600本を超える評を書いてきた著者が10の物語から掬いとった真実が、大人である私たちの目を開かせる。ヒロシマの記憶、内戦と子ども、民族と戦争。顔の見えない戦争、普通の家庭にやってきた戦争。基地のある日常。戦争責任と子ども。そして、あの日の記憶を受け継ぐこと。戦争を知らない世代の作家も、日系人作家もいる。しかし、どの作品にも共通するのは、次の世代へ、国境を越え世界に向かって小さな記憶を運んでゆく大きな力―10の評論。

目次

小さきものへのまなざし 小さきものからのまなざし―越えてゆく小さな記憶 朽木祥『彼岸花はきつねのかんざし』『八月の光 失われた声に耳をすませて』
命に線を引かない、あたたかな混沌の場所―クラップヘクのヒューマニズムの懐に抱かれて エルス・ペルフロム『第八森の子どもたち』
空爆と暴力と少年たち―顔の見えない戦争のはじまり ロバート・ウェストール『“機関銃要塞”の少年たち』
普通の家庭にやってきた戦争―究極の共感のかたち、共苦compassionを生きた弟 ロバート・ウェストール『弟の戦争』
基地の町に生きる少女たち―沈黙の圧力を解除する物語の力 岩瀬成子『ピース・ヴィレッジ』
国家と民族のはざまで生きる人々―狂気のジャングルを生き延びる少年が見た星 シンシア・カドハタ『象使いティンの戦争』
転がり落ちていくオレンジと希望―憎しみの中を走り抜ける少女 エリザベス・レアード『戦場のオレンジ』
核戦争を止めた火喰い男と少年の物語―愛と怒りの炎を受け継いで デイヴィッド・アーモンド『火を喰う者たち』
歴史の暗闇に眠る魂への旅―戦争責任と子ども 三木卓『ほろびた国の旅』
忘却と無関心の黙示録―壮絶な最期が語るもの グードルン・パウゼヴァング『片手の郵便配達人』

著者等紹介

繁内理恵[シゲウチリエ]
大阪府生まれ。1999年から公立図書館非常勤職員。2005年より「児童文学書評ブログ おいしい本箱book cafe」にて、児童書を中心に1600本を超える書評を発表。2007年より、図書館、保健、教育、行政機関、市民ボランティアなどが連携し、「赤ちゃんと絵本がある時間をともにする、分け合う」ブックスタート事業を担当。2014年より、同人誌『季節風』に児童文学評論を発表。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」会員。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぱせり

5
児童文学の主人公はもちろん子どもだが、著者は大人たちについても(大人についてこそ?)多く語っている。大人の姿を追いかけると、作者の願いや訴えが見えてくる。この本を手に取ったなら、まず取り上げられている作品を一冊先入観なしに味わってみるのがいいと思う。それからこの本を読む。著者と読書会をしているような気持ちで。2021/12/16

takao

1
ふむ2024/10/23

てぃうり

1
朽木祥さんから始まる作品紹介は、児童の枠を超えておとなの人にもおすすめする。読んだことのない作品はぜひ読んでみたくなる。ブログも拝見した。2022/04/11

てぃうり

1
朽木祥さんから始まる作品紹介は、児童の枠を超えておとなの人にもおすすめする。読んだことのない作品はぜひ読んでみたくなる。ブログも拝見した。2022/04/11

Mipo

1
ロバート・ウェストール作品と、デイヴィッド・アーモンドの中でも特に大好きな『火を喰う者たち』の書評が載っていると知り、興味をもった本。新しく出会えた本もいくつか。『戦場のオレンジ』(エリザベス・レアード)を読んでみたくなった。この世界のもっとも理不尽な暴力のもとに放り出され、翻弄される子どもから思わず滲みでるのは、光や温かみだと感じるたび、やっぱり児童文学が好きだな、と改めて思った。2022/01/22

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