内容説明
インド食品販売店主・アジアハンター代表小林真樹氏による北海道から沖縄まで全行程３０００キロの食紀行！インド・ネパール料理店の知りたかったすべてがここにある。
目次
ギリ一族開拓史―北海道
さいはてのインド・ネパール料理店 北限編―稚内・根室
みちのくインネパ冬景色―秋田・青森・気仙沼
岐路に立つ北の学生街―仙台
流民の歌―栃木・群馬
遙かなるヒマラヤの呼び声―長野
国内最大のネパール人街―大久保
ネパール料理の主戦場―巣鴨・大塚・池袋
アート＆ファミリータウン―蒲田・大森
下町の人情食堂―小岩・日暮里・三河島〔ほか〕
著者等紹介
小林真樹［コバヤシマサキ］
東京都出身。インド・ネパールの食器、調理器具を輸入販売している有限会社アジアハンター代表。商売を通じて、インド亜大陸出身飲食店業者と深く関わる。近年は食に関する執筆活動もしている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
38
これはすごい！日本で市民権を獲得しているインド・ネパール料理の文化史としても、一般市民たちの交流とお互いへの信頼が生んできた国際交流史としても楽しめる内容です。数々通っているうちに気づく注文（辛さを指定できるなど）や、ネーミングのパターンもしっかり紹介されていて大満足です。…ただ、自分がインドカレーを知った店シタール（日本人経営のため紹介されていないが、国際交流部門でぜひ紹介してほしかった）やデュワン、我が混沌の町・錦糸町が出てこなくて残念です。でもすごい情報量で面白かった！2023/01/06
ばんだねいっぺい
27
これは、幅広く紹介されていて、分厚くて、読みやすくて、ネパール料理店がいかに日本に根付いていったかもわかるし、文化論ともガイドブックとも読めて、すばらしい一冊だ。2024/06/22
アリーマ
11
ある時期から急増し各地で定着した、ネパール人がやっているインド料理店(所謂インネパ)が、どんな経緯でどのように各地に定着していったかの綿密なルポ。前著の全国インド系エスニックを網羅したルポも凄かったが、更にニッチ度を上げている。おかげで長年謎だったインネパ急増の背景などがよくわかって非常に面白かった。何より全国各地を網羅して、その土地独特の事情まで掘り下げる綿密な取材力に脱帽。500ページ近い大著だが、キレのよい文章と行間から滲み出るインネパ愛で読むのが苦にならず。エスニックが好きな人は是非！★★★★★2022/06/20
mittsko
8
北は稚内から南は宮古島まで「インド・ネパール料理を生業とする［日本］国内のネパール人」と彼らのレストランと料理、そこで作り上げられてきた食文化を追うルポ。名著『食べ歩くインド』二巻本を上梓した筆者、その取材力と筆力は本書でも遺憾なく発揮されてます。面白いです！ ていうか、相変わらずの情熱というか執念というか、一体どれだけの手間をかけて現場を訪ね歩いているのか、と… そこにただただ圧倒されます ※ 紹介される店々のうち行動範囲にあるものをすべてメモしました…(*´ω｀*) 行ったことのある店は、わずか2つ！2024/01/05
nori
8
I expected real analysis of インネパ店 which number are like explosion in small towns and food courts in malls. In last chapter author referred it but I want to how why tastes of インネパ店, which use mixers for ingredient and offer cheese naan, are almost same. 2022/09/08
