目次
第1部 危機後の国際協調(崖っぷちの一年(ジョセフ・E.スティグリッツ(ノーベル経済学受賞者))
未来の世界経済(クリスティーヌ・ラガルド(IMF専務理事))
新興国の「ユーロ危機」(カウシク・バス(世界銀行チーフエコノミスト))
ブラジルの経済革命(ギド・マンテガ(ブラジル財務相)) ほか)
第2部 協調の地政学(太平洋に軸足を移す米国(レオン・E.パネッタ(米国国防長官))
危機と変革(アブドゥラー・ギュル(トルコ共和国大統領))
中東は敗者のままでいるのか(トルキ・ビン・ファイサル・アル・サウド王子(元サウジ政府情報機関長官))
エジプトとイランの緊張緩和(メディ・ハラジ(ワシントン近東政策研究所上席研究員)) ほか)
著者等紹介
ソロス,ジョージ[ソロス,ジョージ] [Soros,George]
1930年、ハンガリーの首都ブダペストに生まれる。ソロス・ファンドマネジメント会長。第二次大戦中のナチ占領、戦後はスターリン体制を経験。47年に英国移住し、52年ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)卒業、カール・ポパーに哲学を学ぶ。73年に非公開の投資会社を立ち上げる(のちクオンタムファンドへ発展)。90年代の共産圏崩壊を受けて、各地に「開かれた社会」を実現すべく活動。91年に中央ヨーロッパ大学の設立を支援。93年に慈善団体オープン・ソサエティ財団を設立
ゲイツ,ビル[ゲイツ,ビル] [Gates,Bill]
1955年、米国シアトルに生まれる。米マイクロソフト会長、ビル&メリンダ・ゲイツ財団理事長。ハーバード大学在学中の75年、幼友達のポール・アレンとともにマイクロソフトを創立。99年に著書『思考スピードの経営』を発表し、コンピューターテクノロジーによるビジネスの変革を説く。2008年に経営の第一線から退き、健康と教育分野の慈善活動を世界規模で支援する財団を妻メリンダと営む
オニール,ジム[オニール,ジム] [O’Neill,Jim]
1957年、英国マンチェスターに生まれる。ゴールドマン・サックス・アセットマネジメント会長。シェフィールド大学で経済学を学び、82年にサリー大学で博士号を修める。バンクオブアメリカ、スイス銀行コーポレーション(現UBS)などを経て、95年にゴールドマン・サックス入社。グローバル経済調査部長を経て、2010年から現職(13年退任予定)。経済政策を提言するシンクタンク、イティネラ(本部ブリュッセル)およびブリューゲル(本部ブリュッセル、ジャン=クロード・トリシェ所長)の役員も務める
黒田東彦[クロダハルヒコ] [Sandel,Michael J.]
1944年、福岡・大牟田に生まれる。アジア開発銀行総裁。東京大学法学部を卒業し、67年に大蔵省(現・財務省)入省。71年にオックスフォード大学経済学研究科修士課程修了。99年から2003年には財務官を務める。一橋大学大学院教授を経て、05年より現職
サンデル,マイケル・J.[サンデル,マイケルJ.]
1953年、米国ミネアポリスに生まれる。政治哲学者。ハーバード大学政治学教授。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学で博士号。2002年から米国大統領生命倫理評議会委員(~05年)。80年代のリベラル=コミュニタリアン論争で脚光を浴びている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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