詩集 刑事(デカ)の唄

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 103p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784990472979
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0092

目次

1(包丁;覚せい剤;間道;やくざ;寒冷前線 ほか)
2(後ろ姿;バナナ;千切れ雲;残り火;弾み ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

澤水月

4
「悲しみにひしがれたときの化粧は『乗り』が悪い こぼれた涙がいつまでも乾かないからだ 野菜を刻み魚を捌いた包丁 一途の思いがいのちを引き裂く 血糊が畳をすすり 赤子がこの世の終わりを泣くと カーテンの隙間から日差しが男に当てた のたうつ文字を見つめる」…年齢不詳だが戦後の風景も織り込んだ詩の数々。9年前に叙勲、相当高齢と思われる刑事の凄惨な修羅場を前に冷徹であろうとしつつ押さえた情がこぼれ思いのほかの名作ぞろい。男が女の秘所に隠そうとする「覚醒剤」、遺体の蛆が行列「お通夜」なども痺れる…処女作も探したい2013/11/14

tan_keikei

1
言葉をそぎ落として描いた犯罪にまつわる情景。静謐ですが臨場感があり、力強さに富む詩ばかりです。犯罪者を捕える側でありながら罪を犯した人間の悲しみを見つめる作者のまなざしは優しく、だからこそ読者の胸を打つのでしょう。おすすめです。2013/11/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6334513
  • ご注意事項

最近チェックした商品