続続・私の部屋のポプリ

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309020174
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

時を超えて読みつがれてきた、伝説のエッセイ。30年ぶりに復刻。女性へのやさしいまなざし、あたたかなメッセージが心の芯に響きます。

目次

春のポプリ(春待ち月;子羊とスノウ・ドロップ ほか)
夏のポプリ(エドワード朝の田園日記;マーガレットのつぼみもいよいよ白く ほか)
秋のポプリ(英語の『小公子』を読む明治の少年;お蕎麦とモールス信号と ほか)
冬のポプリ(自分の足で歩く;一足ずつ土を踏みしめて ほか)

著者等紹介

熊井明子[クマイアキコ]
長野県松本市生まれ。信州大学教育学部(松本)修了。映画監督熊井啓と結婚。執筆のかたわら長年ポプリの研究を続け、ハーブにも造詣が深い。1999年、『シェイクスピアの香り』をはじめとする著作活動に対し、第7回山本安英賞を贈られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆら

14
私の部屋のポプリシリーズの中で最も染み入るというか、好みなエッセイが収録されている巻だった。梨木香歩は一巻の文庫解説で、熊井明子のエッセイに宿るものは、善くて美しい“かぐわしさ”だと書かれていたのが印象深い。熊井さんのエッセイに書かれる、物事を肯定的に捉えるものの見方や、綺麗なものを愛する気持ち。こういうものに共通する“かぐわしさ”に惹きつけられる人はどの時代にもいて、刊行から30年以上経ってもこれからも新しい読者に読み継がれていくんだろうと思う。2016/11/28

Maiラピ

7
最近は合間に読めるエッセイを手にすることが多いです。みなさん、それぞれすごいなぁ~って感嘆です。ただ誰が一番好き?って言うと熊井さん, 覆刻のポプリシリーズなのです。一遍一遍慈しみながら書かれた文が味わい深くなんだか、お気に入りの一遍をそっと蛍を捕まえるように手で包みたくなる感じ。松で燻したラプサン・スーチョンなる紅茶、ボナールの猫の絵・・・一つ一つに立ち止まり、寄り道して楽しみました。2011/03/01

みずいろ

3
五感を開放して今すぐ外を歩きたくなる本。時代を全く感じないというか、人が心惹かれるものは、軽々と時代を超えるのだなということを実感した。大都会の片隅で頑張る少女、買わなかったパリのウールのスカート、ノミの市の星の王子様、ロッカーでお留守番する薔薇。どれもこれも世界の主役ではない、だけどとっても素敵で魅力的なものたち。特別ではないからこその格別な輝きを教えられた。ポプリを作りたくなった。2012/02/01

更紗

2
優しい文章で語られる、細やかな幸せ。2012/10/13

木茶

1
久々に熊井さんの本を読んだ。アンに憧れ沢山読んでた日々を思い出した。やっぱりこの空気感、大好きだなぁ。2011/04/20

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