たのしい知の技術

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たのしい知の技術

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  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784773501568
  • NDC分類 002.7
  • Cコード C0040

内容説明

この本は、科学史、科学教育、社会の科学などの幅広い分野にわたって次つぎと大きな研究成果をあげている板倉聖宣(1930~)の「研究技術」―とくに科学史の研究技術―についてまとめた本です。

目次

第1章 板倉式研究法―脚気の研究から(タナボタ式研究法;国民を対象にどうやって調査するか ほか)
第2章 研究技術の実践報告(研究の技術修行;語源を調べる方法 ほか)
第3章 図書館利用術(図書館の設立目的;至誠、天に通ず ほか)
第4章 たのしい研究の「道具」案内(研究は究極の知的エンターテイメント;研究仲間なしでは、たのしい研究は成立しない ほか)

著者等紹介

板倉聖宣[イタクラキヨノブ]
1930年東京都台東区に生まれる。1958年、東京大学大学院数物系研究科修了。物理学の歴史の研究で理学博士。1959年から1995年まで、国立教育研究所に勤務。その間、1963年に科学教育の全面的改造を目指して「仮説実験授業」を提唱する一方、『少年少女科学名著全集』『発明発見物語全集』を編著。1973年、月刊誌『ひと』の創刊にかかわり、その後はさらに研究の幅を広げ、教育・科学史全般にわたる論文を多数発表している。1983年に月刊誌『たのしい授業』(仮説社)を創刊し、以来、同誌の編集代表。1995年、定年退職と同時に私立「板倉研究室」を設立し、活発な研究活動を続けている

塚本浩司[ツカモトコウジ]
1961年東京都江東区に生まれ、千葉県松戸市で育つ。1985年東京理科大学理工学部物理学科卒業。大学時代に塾で講師をしたことがきっかけで科学教育に興味を持ち、板倉聖宣氏の著作に出会う。大学卒業と同時に定時制高校に勤務。その後全日制高校を経て、1992年から再び定時制高校(千葉県立野田高校)に勤務。その頃から、国立教育研究所板倉研究室に通いはじめる。1993~94年度国立教育研究所科学教育センター研究協力者。楽知ん研究所研究人。仮説実験授業研究会会員、初等科学史研究会会員。現在、東京理科大学大学院理学研究科理数教育専攻に在学中

宮地祐司[ミヤチユウジ]
1957年岐阜県に生まれ、愛知県で育つ。1982年名古屋大学理学部生物学科卒業。学部生の頃に友人たちと科学論の読書会を始め、科学認識論に興味をもつ。この頃に著書を通して板倉聖宣氏の科学論にも出会い、仮説実験授業を知る。名古屋大学理学部付属臨海実験所研究生、塾講師・高校非常勤講師を経て、1988年、私立東海高校に勤務。1993年頃に、たのしい科学の伝統にたちかえる「楽知ん研究所」という研究ネットワークを立ち上げ、自費出版物やパソコン通信などを使って、全国の「週末の楽知ん研究人」を自称する人々と、楽知ん研究を楽しんでいる。楽知ん研究所研究人。仮説実験授業研究会会員。初等科学史研究会会員
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