内容説明
東アジアの人びとにとってフランス革命とは何だったのか。日韓両国の歴史家が問うフランス革命。
目次
序 東アジアから見たフランス革命
戦後日本におけるフランス革命史研究
「近代性」への不可逆的な歴史的移行を支える推進力としての革命―韓国の視点から
本性的社会性の肯定から政府批判へ―ビヨ=ヴァレンヌとサン=ジュスト
代表制政体を民主化する?―総裁政府下のアントワーヌ・フランセ・ド・ナントの政治思想
ルイ一六世裁判再考―チャールズ一世裁判の解釈をめぐって
空間の革命―共和暦二年のルアンにおける街路、祭典、自由の木
一八〇六年―革命の終わり、またはナポレオン統治システムの転換
二月革命後のアンティル諸島における普通選挙―アフリカ系黒人有権者と反革命(一八四八年‐一八五一年)
著者等紹介
松浦義弘[マツウラヨシヒロ]
成蹊大学文学部特別任用教授
山〓耕一[ヤマザキコウイチ]
一橋大学社会科学古典資料センター元教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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