モンテカイロ―キプロス・吹きガラスの館

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モンテカイロ―キプロス・吹きガラスの館

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784990374952
  • NDC分類 573.571
  • Cコード C0095

内容説明

キプロスの元取引パートナーが死んだ。こよなく酒を愛し、姑息と妥協を拒んだピズマターリス(頑固野郎)。その生き様から、東地中海の国キプロスの横顔を語る。パンドラの箱の底に一つだけ残ったもの、それがキプロスだ。

目次

第1章 出会いはインシュアッラー
第2章 メゼ(前菜)―キプロス史を少々
第3章 取引のゴングが鳴った!
第4章 インターバル(休戦)
第5章 取引再開 セコンドアウト!
第6章 取引における盛衰
第7章 空白の10年とニコシア展望台
第8章 マグディとの再会
第9章 カリニキタ(おやすみ)
第10章 アディショナルタイム「地中海の方舟」

著者等紹介

小川光一[オガワコウイチ]
1958年7月東京生まれ。慶応高校卒業。慶応大学法学部政治学科退学。1981年に横浜港から船で北欧へ渡る。その後、1990年末に至る期間の多くをインドから中近東・ヨーロッパ方面へ続く陸路間を数往復しながら生活する。90年代に入り有限会社ライコーにて、中近東方面の布物、ガラス製品、香料、インド紅茶等の輸入卸・小売り販売業を営む。現在は不動産開連業。宅地建物取引主任者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

日本人に未知の国、地中海の島キプロスを知る入門書。亡き元取引相手の生き様を通して見る、その地の風土、多様性、メンタリティー。この本は学術専門書とは異なり、一般読者層に向けた、東地中海に浮かぶ未知の国キプロスを知る為の入門書です。それと同時に、普段は紋切口調で語られ勝ちのレバント(シリア・レバノン地域)やモスリム(イスラム教徒)といったテーマを、著者の低い目線による語りによって近く親しむノンフィクション、随筆、海外事情であります。是非、その方面に対して、これまで何となく敬遠勝ちであった読者にもお勧めしたい一冊です。 かつて貿易商であった著者が、香水瓶取引で絆を深めた元パートナーは、エジプト出身のモスリム(イスラム教徒)であった。こよなく酒と女性を愛した彼は「中庸こそがモスリムの真髄である」と主張し、真っ直ぐな信念を貫き通してキプロスで一生を閉じた。彼にとっては「宗教宗派の違いなど問題ない」と同時に、自らが求めるモスリムの姿に対する矜持に生きた。一方、その生き様を貫く為の多様性という風土を持つ地こそがキプロスであった。キプロスは東地中海の要衝、欧州とレバント・中近東の接点にあって、歴史上常に国際政治の荒波を被ってきた。 同時に、紛争地からの難民や移民にとっての駆け込み寺、シェルターともなってきた。 そこから見えてくるキプロスの風土と文化的メンタリティー。 移民排斥という潮流の中、民族の混沌と共に大海に漕ぎだすキプロスの姿は我々に何を語ってくれるのか。 強い信念に生きた一人のモスリムの生き様を背景に、知られざる国・キプロスの横顔が見えて来る。

第一章・出会いはインシュアッラー 第二章・メゼ(前菜) キプロス史を少々 第三章・取引のゴングが鳴った! 第四章・インターバル(休戦)  第五章・取引再開セコンドアウト! 第六章・取引における盛衰 第七章・空白の10年とニコシア展望台 第八章・マグディとの再会 第九章・カリニキタ(おやすみ)  第十章・アディショナルタイム「地中海の方舟」 

小川光一[オガワコウイチ]
著・文・その他