内容説明
台湾茶の魅力を網羅した知識と実践の決定版がついに登場。初心者から茶愛好家まで納得の茶書です。
目次
1 学台湾茶“知識編”―奥の深い台湾茶(美味しい中国茶は台湾にあります;高山茶という珠玉の烏龍茶;台湾茶は奥が深い;台湾で好みのお茶を見つけましょう)
2 台湾之行“実用編”―台湾でお茶探し(お茶の美味しい味わい方;コツさえ分かれば美味しいお茶は買えます;急須の買い方;台湾の茶藝館へ行きましょう ほか)
著者等紹介
池上麻由子[イケガミマユコ]
1969年、横浜生まれ。東海大学文学部文明学科卒業後、五年間印刷会社に勤務。1997年天津商学院裏千家茶道短期大学へ入学し、中国語をはじめ茶道のルーツをたぐるべく中国古典文化を学ぶ。帰国後は編集の仕事を担うかたわら、茶に関する資料を収集。現在台湾語を独学中、客家文化にも強い関心を持つ
林鼎洲[リンテイシュウ]
1933年、屏東縣恒春生まれ。台北科技大学卒業後、国営繊維会社に勤務。1964年に公費留学生として来日。帰国後は研究所勤務を経て繊維工場の設計および経営を担い、1993年まで繊維工学の専門校で教鞭をとる。一方、1981年より茶の研究を開始し、台北市内上園茶荘で茶業を営む。学術的理論に基づき、茶の品種や育成条件、加工に至るすべてを深く研究。最も難解とされる選茶方法および焙煎の技を伝説的茶師・陳徳意、陳阿暁の両氏より授かる。仏教への造詣も深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
僕素朴
0
監修された林さんのお店に行く予習として。高山は霧が出て、昼夜の寒暖差が大きく、いいお茶ができる。とくに冬・春。寒い中でゆっくり育つと濃厚なお茶になる。雨が多いと味が淡白になる。安いお茶は雨の多い低地で夏・秋にとれたもの。ただし夏のお茶は夏に飲む分にはよい。いいお茶は一煎目を捨てなくていい。一煎目はお茶が乾燥しているので、急須の口元を見て湯が退いたときが飲み頃。茶葉、茶の水色、茶がらについて、高級品とそうでないのを写真で見比べられるのが面白い。しかし何分、付け焼刃すぎた。包種茶も試飲するんだったなあ!2010/09/11