内容説明
ギャンブルの腕を買われ、いまやベガスのカジノの総合マネージャーにまで出世した清水谷圭次。だが今の彼があるのは、恩師・陳さんの手引きがあってこそだ。有望な日本人ギャンブラーを捜し求めてベガスからやって来たキャスリンに、圭次を勧めてくれたのも陳さんだった。その陳さんがギャンブルで全財産二十二億五千万円を失ったという。相手は国籍不明の美貌の女イカサマ師。彼女の正体は何者なのか。そしてイカサマの手口は。オーストラリア、香港、マカオ、済州島、ソウル。圭次は女イカサマ師の行方を追った。白熱の書下し長編ギャンブル小説。