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アノニマスケイプ こんにちは二十世紀

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mockingbirdさん

2
数年前に知人から一度借りて満足していたのだが、思うところあって先日購入。一人の人生が終わり、官報に行旅死亡人として掲載される。それを知らせる官吏の言葉、現在の現場の風景。この2つを百年分。不思議と惹かれる作品。2012/06/09

さやこ

1
宝物。この本大好き。大好き。2015/12/14

n

1
淡々した官僚の言葉が、読み手に例えようのない息苦しさと不安を感じさせる。何の変哲もない風景写真なのに、行旅死亡人の記事を添えるだけで全く違って見えてくる。文面にも死亡者の身の上を事細かに長々と伝えるものもあれば、必要最低限の情報しか掲載しないものもある。記録する役人の個性をみた。2016/10/02

人非人

1
過去に身元不明の遺体が発見された現場の写真と、遺体発見を伝える当時の官報の拡大コピーがセットになった文庫本。遺体が写真に写っているわけではないのに、とても気味が悪い。見慣れた風景がいつもと違うものに見えてくる。この気持ち悪さは紙の本でしか表現できないだろうな2014/10/28

遊真

1
1901年~2000年の間に発見された身元不明の遺体の中から年一人ずつピックアップしていくという特殊なコンセプトの本。当時の官報の記事のコピーと発見場所の現在の風景が淡々と並んでいく様は突き放しているような、そうでないような、奇妙な雰囲気がある。当時工事現場だった場所が現在では高速道路だったり、轢死体の発見場所が現在では高架化されていたりするのは時間の流れの重みを感じさせてくれる。2012/12/24

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