内容説明
近代の発句は連句を切捨てることによって自立したのではない。むしろ、自立のための必須の与件を失ったのである。それでは今日の形骸化した発句という仏に魂を入れるには、一体どうすればいいのか。読者は本書に、そのための明晰かつ強靱な起死回生のメソッドをみいだして、眼から鱗が落ちるような思いをされるに違いない。
目次
1 連句の二律背反
2 連句的批評
3 連句への潜在的意欲
4 真鍋呉夫論
5 連句問答
近代の発句は連句を切捨てることによって自立したのではない。むしろ、自立のための必須の与件を失ったのである。それでは今日の形骸化した発句という仏に魂を入れるには、一体どうすればいいのか。読者は本書に、そのための明晰かつ強靱な起死回生のメソッドをみいだして、眼から鱗が落ちるような思いをされるに違いない。
1 連句の二律背反
2 連句的批評
3 連句への潜在的意欲
4 真鍋呉夫論
5 連句問答