内容説明
「ニューヨーク・レストラン狂時代」に続くシリーズ第2弾、前作に引き続き加藤和彦、安井かずみ夫妻を著者に迎え、パリ、バルセローナ、ローマ、ヴェネツィア、モチューリッヒ、コペンハーゲン、そしてコート・ダズュール等々に取材。いま最もトレンディーなレストラン20数店を選び、オシャレでカルチャー気分いっぱいの内容にて紹介。レストラン文化を通して見たヨーロッパ再発見の旅。
目次
第1章 「パリ」フランス
第2章 「バルセローナ」スペイン
第3章 「北ヨーロッパ諸国」
第4章 「ローマ」イタリア
第5章 「ヴェネツィア」イタリア
第6章 「コート・ダズュール」フランス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅー
5
ヨーロッパの豪華レストランについて教えてくれている一冊。それにしても本作のディレッタントで、自慢気な文章にはさすがにうんざりしてくる。隣の席にはメルセデス・ベンツの社長が食事をしているとか、フレディ・マーキュリーのおすすめはとか、料理やレストランの話とは別の描写が多すぎるように感じる。それに個々の表現がきらびやかすぎて、文章としての美しさに欠けている。彼女は作詞家なので単純な言葉を印象的に視聴者に伝えようと日々心がけているのかもしれない。しかし作詞とエッセイは違う基準で書かれるべきなのだろう。2014/02/03