目次
第1章 特別手記
第2章 実況席から
第3章 1983~1997年
第4章 1998年
第5章 1999年
第6章 2000年
第7章 地方で散った元中央馬たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だーぼう
20
あまり盛り上がらないし、明るいテーマでもない。だけど、実に緻密な取材に基づいた内容。貴重な一冊。ブログに感想を書きました。2017/06/26
西澤 隆
3
競馬はやらない。でも高校の頃からファンファーレを口笛で毎日吹いているような競馬好きの友達が「それいけテンポイント鞭など要らぬ」などと口まねしていたせいでなんだか妙になじみのある名前がたくさん並ぶことに驚く。自分が思いを重ねた馬の子が5年もすればどんどん出てくる。だから短い時間で歴史の立会人になれるから凄いんだと彼が言っていたのを思い出す。昔「味いちもんめ」にあった「ツインターボ」のエピソードが実話だったのを知ることができたのも嬉しい。とはいえ全編なんとも切ないお話。競技に特化した生き物の弱さ。せつないなあ2017/07/23
Tak
1
死を扱った本なので悲しいし切ない本である。ただ、この本に掲載された馬たちは誰かに見守られ亡くなった馬達だから幸せだったかも知れない。古くはハマノパレードみたいな死に方も有れば最近でも使途変更後不明みたいな言葉もたまに見て悲しい終わりを想像することもあります。競馬を好きと言う事はこのように馬の死も受け止めなければいけないと考えます。この本は20年程前の本で出版社もどうなったか解りませんが何処か続編を作って貰いたいです。やはりこういう本を読んでその馬の事を偲んだり思い出したりする事は非常に大切だと思います。 2020/05/28
みなづきゆう
0
サラブレッド1頭1頭にあるドラマ、関わった人たちの人生と馬たちの馬生。感動の物語がいっぱい。