内容説明
フェイスブックで見出された旅人の写真。インドの路上、聖地、動物、そして人々が放つ幻想の光。銀塩カメラで撮影されたインドを旅する。
著者等紹介
掘井太朗[ホリイタロウ]
1963年、兵庫県生まれ。国立波方海員学校航海科卒。大阪写真専門学校夜間部報道学科中退。83年、外国航路の貨物船甲板員を辞めた後、バイクで日本一周。90年、アジア、中近東、ヨーロッパ、北西アフリカを、飛行機、列車、バス、徒歩、自転車、ヒッチハイクで旅して回り、帰国後、写真を始める。91年からニューヨークに2年3カ月滞在し、中米、ジャマイカを旅行。97年、大阪から沖縄県読谷村に移り住み、陶芸を修行。99年、石垣島へ移住し、2001年、やちむん屋「太朗窯」を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mittsko
4
素晴らしい写真集だった。1990年、94年、2007年の写真。ちょうど私が初めて訪印したころだ。貧困や宗教のなかにあるインド人たちの顔と体、そしてインドの風景と風土… 藤原新也御大の傑作写真集『印度放浪』(77年)をいやでも思い出す。散文詩のような短文が添えられているのもそっくりだ。藤原氏44年生れ、陶芸家でもある本書の堀井氏63年生れ、おそらく世代的なものであり、実際67年生れの私自身も共有する、あるインド観がそこに表されているのだと思う。今の若い世代に、この写真と文章はどう受け止められるのだろうか…2018/06/19
tecchan
0
石垣島のやちむん屋「太朗窯」にて著者の話を聞きながら購入。若かりし頃世界をヒッチハイク、34歳で沖縄北窯で陶芸修行、石垣島に移住、2001年に工房を立ち上げた。 インドの素顔を、モノクロ写真で表現。その圧倒的な存在感に驚かされた。多くの人に見てもらいたい作品。2023/07/01