内容説明
家庭裁判所の現状を分析し改善方向を示唆する。家庭裁判所を心から愛し、将来の発展を願う裁判官、調停委員、書記官、調査官、弁護士、家族法研究者など多彩であり、その深い経験の反省に立った論文は、今後の家庭裁判所の発展にとって示唆するところが大きい。
目次
1 家事事件の現代的問題(子どもの福祉と家庭裁判所の役割;家庭裁判所調査官から見た児童福祉法二八条事件;同性愛をめぐる家裁実務上の諸問題に関する一考察 ほか)
2 家事調停のあり方をめぐって(ケース研究『同席調停のすすめ』;司法改革と家庭裁判所;家事調停の当面する課題 ほか)
3 家事審判の諸問題(家事事件の事実認定;相続財産管理に関する一、二の問題;可分債権の遺産分割対象性 ほか)
4 鈴木経夫判事の仕事(子の監護をめぐる審判例)
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