内容説明
人類は数千年間、「善」のために「悪」と戦い、命を落とし、あるいは命を奪い続けてきた。海外に移住して久しい著者が、欧米人とのつきあいの中で日々痛感してきた「善悪二分法」の害悪について、ユニークなタッチの文と「街の吟遊イラストレーター」の絵で解き明かす。
目次
第1章 あなたはどれだけ善や正義を愛しているか
第2章 善悪とその錯覚(善悪の使用目的;善悪が命令すること ほか)
第3章 善悪中毒(主従関係の始まり;善悪の魅力 ほか)
第4章 悲劇の発生(分割と争いの発生;勝敗の決着 ほか)
著者等紹介
東郷潤[トウゴウジュン]
東京大学卒。10年間の銀行員生活の後、オーストラリアへ移住。現地コンサルタント会社勤務を経て、コンサルタント/貿易会社を設立。現在に至る
びごーじょうじ[ビゴージョウジ]
“街の吟遊イラストレーター”。薬剤師のかたわら創作活動を続ける。2000年、第19回山藤章二似顔絵塾年間大賞「編集長賞」、02年、第24回読売国際漫画大賞「金賞」など受賞。新聞・雑誌などにイラスト・コラムを掲載
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。