内容説明
こんなにもブラック・ミュージックとブラック・カルチャーへの愛と思索に満ちた評論集があっただろうか?ヒップ・ホップ、R&B、ソウル、そしてすべての音楽ファンに贈る、究極のブラック・ミュージック読本。
目次
第1章 泉山真奈美のDROP THE BOMB!!
第2章 対談:ブラック・ミュージックはロックの時代をどう闘ってきたのか
第3章 自選ライナーノーツ集
第4章 ソウル・ママ’Sフェイヴァリット・アルバム―1963‐2000
第5章 泉山真奈美徹底解読3万字インタヴュー―その生い立ちから現在まで~青森の少女はいかにしてソウル・ママへの道を辿ったか
著者等紹介
泉山真奈美[イズミヤママナミ]
1963年生まれ。大学在学中にR&B/ソウル/ヒップ・ホップのライター及び訳詞家としてデビュー。多数のアルバム解説、訳詞を手がけている。BUZZ、ADLIBをはじめとする音楽雑誌や、語学関係の雑誌などでコラム連載、アーティスト取材も。ラジオ番組の選曲や映画、ビデオ、TVの字幕監修から絵本の翻訳まで、その活躍の場は幅広い
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オオサキ
9
98年から2001年までに、僕も読んでた『BUZZ』っていう音楽雑誌に連載されていたブラックミュージック評論集。ロックばかり聴いてた僕は当時完全スルーでしたが…評論集とは言っても愛とユーモアたっぷりで楽しんで読めました。どういう時代背景があってブラックミュージックの歴史が進んでいくのか、っていうことが語られてて、興味が沸き、聴きたい音楽がまた増えました。この頃これ読んでたら、もっとブラックミュージックを聴いてたかも、と思いつつ、読みながら動画観たり出来る今の時代の良さも感じました。2015/06/26
湖上の煙
0
再読。読後感悪し。主に’90年代のブラックミュージックに関するコラム。著者のマーヴィン・ゲイに対する偏愛が暑苦しい。著者の主観がかなり偏ってるので、ブラックミュージック初心者にはおすすめできない。こりゃ著者の背景解説や歴史解説とやらもあまり信用できないな。脳内で音読してみたらかなり品のない文章で辟易した。ジェームス・ブラウンのインタビューのエピソードだけはおもしろかった。2016/05/03