感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
9
ロッキン・オンにロック広辞苑として、連載された文章の書籍化。ロックを音楽そのものよりもその周辺から水平にキーワードで串刺しにする様にアプローチしており変わった切り口です。テーマは例えば、失業、階級、ゲイ、うつ病、チャリティー、などなど、私は楽しめましたがロック初心者には難しいかも?レイブカルチャーそしてドラッグには詳しく参考になりました。2016/07/28
ちゃんちゃん
4
ロックミュージックを階級、失業など様々な視点から読み解いている。主に90年代UKロックバンドの頻出率が高い。オアシスのギャラガー兄弟のエピソードもたくさん出てくる。音楽やフェスの起源、時代背景などを深く知りたい人は読むべき。イギリスが大好きな私にとって最高な内容だった。2016/11/21
左手爆弾
3
情報が一部古くなっていると感じた部分もあるが、タイトル通りの素晴らしい本。本書はディスクガイドでも、ロック通なら知っている「あるあるネタ」を紹介するものでもない。ロックという音楽は反体制的で社会から浮いたものでるかのように振る舞っているが、実のところ、社会の一部であることを様々な観点から検証している。冒頭の「生活保護」の項目だけでも読む価値がある。芸術を生み出すためには社会全体が生活を保障する必要があるということを痛感する。かつての生活保護のおかげで、イギリスはロックで金を稼いでいるともいえるかも。2020/05/30
バッタ屋みどり
2
いやあ、おもしろい。グイグイ読んだ。今でも読み継がれるべき一冊。2018/12/09
Junichi Kitazawa
2
素晴らしい笑いを提供してくれる一方で、社会問題を考える基礎的な情報もきちんと教えてくれる素晴らしいロック本2015/02/26