著者等紹介
マクラクラン,パトリシア[マクラクラン,パトリシア] [MacLachlan,Patricia]
アメリカ、ワイオミング州生まれ。コネチカット大学卒業後、英語教員になる。『のっぽのサラ』(徳間書店)で、ニューベリー賞を受賞。家族愛をテーマに、人間の温かさと優しさにあふれる作品に定評がある。マサチューセッツ州在住
若林千鶴[ワカバヤシチズル]
大阪府生まれ。大阪教育大学大学院修了。公立中学校で長年「たのしく読んで考える読書」を中心に指導と実践
たるいしまこ[タルイシマコ]
垂石眞子。神奈川県茅ケ崎市生まれ。多摩美術大学卒業。現在は、絵本作家として子どもの本を数多く出版している。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
15
なぜわたしはこれを借りようと思ったのかよくわからない。まーいいさ。そういうときもあるし。2017/10/16
スターライト
6
ほんとうに大切なものは、心の中にある。音楽家の両親の子である「ぼく」は、両親の旅行中、おばあちゃんのマッディと過ごすことになる。愛犬エリーとマッディの主治医ヘンリー、そして森の動物たちが彩るこの物語は、時々ぼくと母親とのぎこちない関係が出てくるほかは、わりとほのぼのと進んでいく。しかし最後に、ぼくがぼくのなかのほんとうがわかったとき、そしてそれを告げるとき、心がふるえる。家族との絆の大切さを、こんなにみごとに表現するなんて、パトリシアさんすごい。おすすめの本です。2017/07/13
mikamika
4
心がジーンと温まった。なんとなく両親と上手く本音を話せない男の子が、祖母の家でひと夏を過ごすお話。祖母や祖母の友人や動物たちと交流することで、自分の心の中の「小さなほんとう」を見つけていく。主人公はとても賢くていい子。主人公の一番の親友で飼い犬エリーもとってもいい子で、大げさな言い回しや感情の流れが描かれてないけれど、語り口が優しくじんわり沁みる。あっという間に読めた。著者の他作品も読みたいな。2017/12/26
waraby
3
リーブル、2016年2月。久しぶりのマクラクラン。2017/05/22
タラちゃん
2
図書館で目にとまり、手にとった。 はじめて読む作者。 家族の物語をテーマに書かれているのだろうけど、野生動物とおばあちゃんが交流する様が、 かなり印象的だった。規格外の祖母と 子どもの頃のトラウマで、人との距離がわからず、厳格になってしまった母親との対比として の描写なのだろうけど、人間と自然 親子 老年期の恋愛的人間関係 犬と人間の関係など、 いろいろな要素を背後に感じた。 魅力的な大人との交流があっても、 大人が先回りしてなにもかも与えるのでなく 主人公がしっかり自立し成長している様が 良かった。2023/05/13