内容説明
「出生」「労働」「老い」といった誰もが体験しうる「人生のイベント」について,計量手法と質的研究という対照的な方法論者が各々の考え方を示し,社会学的に考える道筋を立体的に描きだす。新世代の社会学入門。
※この商品は冊子版の版面そのままの電子書籍です。レイアウトを変更することはできませんので,大きなディスプレイを備えた端末でのご利用をおすすめします。
目次
序 章 人と「社会」のかかわり方
第1章 出生
第2章 学ぶ/教える
第3章 働く
第4章 結婚・家族
第5章 病い・老い
第6章 死
第7章 科学・学問
終 章 「社会」と人とのかかわり方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ステビア
23
7つのトピックを量的・質的の2側面から解説。いい教科書。でも1冊目にいきなり読むのは厳しいだろう。2023/01/01
りょうみや
19
調査などの量的研究と概念理解などの質的研究が専門の二人の著者が、社会学の主要トピックを横断しながらそれぞれの視点で対比させながら記述していく珍しいタイプの入門書。普通は一つのトピックを一人の専門家が担当することが多い。社会学の本はいくらか読んできていたが新しい視点が得られた。良い入門書だと思う。2021/10/27
Luna
11
これももう一度読みたい2018/02/21
前田まさき|採用プロデューサー
6
ある程度社会学を学んだことがあって、社会学の課題感(質的研究と量的研究の分離・対立みたいなもの)がわかる人なら、楽しく読めるかも。テーマは「出生」「学ぶ/教える」「働く」「家族・結婚」「病い・老い」「死」。2人の社会学者がこれらについて、質的研究と量的研究、2つのアプローチから説明・考察する。「社会学という営みのなかには、よりよい社会の理解を行っていくための道具が一定の多様さをもって用意されています。社会学を学ぶということは、こうした「社会」との「かかわり方」=「方法」を学ぶということです」(p.239)2019/10/14
ゆうみい
5
自分の学問的関心を解決する手法が社会学にあるのではないかと感じ、ちまちまと勉強を開始しました。理系学生だった私からすると、社会学の理論の”緩さ”も、対象依存的に成り立つ理論も不思議な感じがします。世の中の確固たる真理を探すのがいわゆる理系の研究で、理論上無視するような些末な事象(物理の問題でいう空気抵抗とか?)もまるっと含めて世の中の有り様を言葉で整理するのが社会学、といったところかしら▼学問としての学びはさて置き。編集者目線でとても面白いコンセプトの本。(つづく)2020/10/31
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