内容説明
ワーリャと譲二の、それはエアーラインのモスコー支店の窓辺から始まった。出会い、巡り会い。日本とロシア、近隣諸国との善隣友好、交流の広がりを願って。
目次
第1部 落ちこぼれの駄目学生からモスコーへ―東西冷戦下の駐在員生活と出会った人たち(出会い;わが心の中の坂本九ちゃん;学生時代、ロシア語と音楽 ほか)
第2部 航空会社のモスコー支店の窓辺から見た日本、その文化、人々―冷戦下の三〇年間、出会った方々(運命の思いがけない転換;モスコー支店での思い出;日本人にまつわるロシアでの滑稽な話 ほか)
第3部 日・ロ、そして、アジアの近隣諸国との、相互理解と善隣友好の時代の到来を願って(日本とロシアの今日、そして明日;日本とアジアの近隣諸国との関係)
著者等紹介
ボガノワ,バレンチナ[ボガノワ,バレンチナ][Боганова,Валентина]
通称ワーリャ。日ロの航空交渉が纏まり、東京―モスコー間で定期航空の運航が開始、1967年、日本航空モスコー支店開設。その際、最初のロシア人職員として、英語教師養成の大学を卒業後、採用され、三〇年以上勤務
富岡譲二[トミオカジョウジ]
上智大学外国学部ロシア語学科、経済学部経済学科卒。慶応大学文学部修士課程東洋史学科中退。繊維会社の輸出業務を経験後、日本航空へ入社。主に営業畑を歩む。ジャルパック、九州国際サービス、アクセス国際ネットワークなどに勤務。国内は広島、福岡、海外は社会主義時代のモスコー、オリンピック後のソウルに駐在。東京オリンピック大会では、ボート競技のロシア語通訳を務める。短大講師などを経て、流通経済大学国際観光学科専任講師。日本国際観光学会正会員。本名・三田譲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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