傷ついた物語の語り手―身体・病い・倫理

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傷ついた物語の語り手―身体・病い・倫理

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  • サイズ A5判/ページ数 326p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784946509292
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C1010

内容説明

フランクの言葉は、自らの重篤な病いの経験に根ざしながらも、他の多くの病いの語りと呼応し、この時代の諸々の思考の流れと交錯していく。時にそれを取り込み、時にはそれに反発しながら、経験をひとつの社会的な思想へと結実させていくプロセスは、そのまま著者の闘いの軌跡でもある。

目次

第1章 身体が声を求める時
第2章 病んでいる身体の諸問題
第3章 物語への呼びかけとしての病い
第4章 回復の語り―想像界の中の病い
第5章 混沌の語り―沈黙する病い
第6章 探求の語り―病いと伝達する身体
第7章 証言
第8章 半ば開かれたものとしての傷

著者等紹介

鈴木智之[スズキトモユキ]
1962年東京都生れ。慶応義塾大学社会学研究科博士課程単位取得退学。帝京大学文学部講師をへて、法政大学社会学部教員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポカホンタス

5
本棚で長年眠っていた本。必要に迫られて読んだ。脱近代の立場からの物語論。著者自身も心臓疾患とがんを患う当事者である。回復の語り、混沌の語り、探索の語りという理論が示され、身体、倫理にも深く食い込む議論。とりわけ「伝達する身体」という独自概念が魅力的だった。社会学であり、ポストモダンの立場であるが、簡単に何かを切り取ってそれでよしとせず、言葉にならず社会にも回収されない経験領域から目を離さない姿勢(そのぶん読みづらいが)に好感が持てた。2019/11/26

きつね

2
つまんなかった。延々薄味のお説教(倫理、だそうです)。ナラティブアプローチのレッスンとしては機能していないし、「社会学的な視点」と訳者はいうけれどどこがどう社会学的なのか不明(どこの「社会」?素因列挙してるだけじゃ?)。著者のネタ選びは悪くないと思う。スピヴァックのサバルタン論やランガーのホロコースト論を病者語りの分析枠組みに借りる思いつきはいいし、ニーチェやレヴィナスの書いた「痛み」に注目したのもよい。けれどもそれはわずか数行のあいだの話題にしかなっていない。一つの話題に丸ごと一章割いてよかったのでは。2012/10/10

りょう

1
この実際の声からちゃんと分析的に記述されていく過程がありのままに書かれているのが本当に貴重で大事。へたに分かりやすくさぞすべてがこうやって体系化されてますよ、見たいな本よりよっぽどこれを読む方が良い。2021/07/26

ゆーや

1
2017年32冊目。「病む人は病いを物語へと転じることによって運命を経験に変換する」この一文がこの本を表していると思う。その経験は、自分の中での納得・消化に留まらず、その物語を聴いた他者の癒しにも繋がる。むしろ、そうして他者に対して開かれ、他者との関係性を築いていく中でこそ、探求の物語は形成され、自身の声を取り戻していける。起きてしまった過去の価値を決めるのは、その経験を未来にどう生かしていくかの「意志」だと思う。その意志を確立していくために、物語はどう語られていくのか。大きなヒントを得られた。2017/07/29

幸福黒猫

1
『近代の医療者の時代から脱近代へ。脱近代の今は寛解者の社会である。病者が医療から自身の声を取り戻し語る時代である。』がんをはじめ、あらゆる、いわゆる一時的にせよ寛解を伴う疾患を患う病者が病をどう捉えているのか、様々な病者の語りを交えて理論が進む。医療者としては胸ぐらを掴まれるような、病者の心情吐露されている部分もあれば、寛解当事者としては頷く場面が多かった。秀訳。2013/07/10

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