内容説明
釣りライター・湊涼助は、大学以来の友人、阿比留恒夫の誘いを受け、対馬・日掛川へヤマメ釣りに出かけた。が、そこで友人と同じ「阿比留」姓の女性の死体と遭遇する。姓のルーツにまつわる対馬と千葉との関係。涼助の知人、武藤千波にまとわり付く黒い影。さらに続く殺人事件と、御守の中の釣り針の謎。真相は昭和四十年代へと遡ってゆく…。涼助が霊感をアンテナに、対馬‐千葉‐群馬を結ぶ事件解決に挑む。書き下ろしエンターテイメントミステリー。
著者等紹介
久和勝美[クワカツミ]
1944年、宮城県白石市に生れる。山形大学から立教大学院修士課程修了。釣りは幼少より。「週刊つりニュース」永年のAPC北魚龍でもある。居合い道初段。八光流柔術少々。占いは手相、四柱推命、密教宿曜術。日本文藝家協会、日本ペンクラブ会員(小野勝美)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。