内容説明
科学の世界を化学&物理の両面から見るとよ~くわかることだらけ!物理の運動も化学の反応も、実は同じような仕組みで発生して反応している!理系科目に10倍強くなる同時理解術。
目次
第1章 エネルギーの丘を越えれば化学反応(化学反応とはエネルギーの丘を越えること;エネルギーは仕事をする能力?;エネルギーの種類と比べ方;小さなエネルギーから大きなエネルギーまで;永久機関は作ることができるのか)
第2章 人間が地球の中心まで落ちていかないわけ(物理の力と化学の力を比較する;物質の根源と物理と化学;元素と原子はどう違う;物理でも化学でも登場する周期表;周期表を電子の配置で見てみる;化学結合する力は静電気力;物質の3つの姿:固体、液体、気体と化学結合;炭素の同素体の話;元素はどうやって生まれたのか;元素はどうやって変化するのか)
第3章 どうしてどんな気体も体積はみな同じなのか(流体にはたらく基本原理;気体の体積が低圧・高温で膨張するわけ;気体の圧力を気体分子の運動で考える)
著者等紹介
京極一樹[キョウゴクカズキ]
東京大学理学部物理学科卒。サラリーマンを経た後、理工学関係の実用書籍の編集や執筆を長年にわたって行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pocco@灯れ松明の火
9
理系な人には常識範囲かもしれない。でも、さらっとした入口として読むにはいいのでは。画が手塚さんだなんて、科学館ぽくて素敵!2015/06/19
アドソ
5
手塚マンガを挿入するなど、当たりを柔らかくしているものの、数字が多いので苦手な人には辛いだろう。しかも縦書きのために分かりづらさを増しているのが残念。「物理に立ち返って化学を理解しよう」というコンセプトはいいと思う。でも内容的には普通の物理や化学の入門書の域を出ていないかな。2014/04/07
みどるん
4
わかるというより物理と化学の緩やかな繋がりを楽しむという感じだった。文章で説明している部分がわかりやすく理科に興味がわくが、扱っている範囲が狭いのと、選ばれた趣旨がよくわからない。2014/04/23
ネコタ
3
「物理・化学・生物に壁があるとしたらそれは心の壁にすぎず同じ心で打ち崩すことがきる」といったのは恩師の言葉だけども、実際に本書にも出てくるフラーレンはノーベル化学賞だったけどグラフェンは物理学賞だったというように壁はないのかもしれない。ただ物理は力学と電磁気学が中心でそこが苦手になってしまうと物理という教科が苦手になってしまうのは間違いないと思う。2014/06/30
おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減
1
元素編と化学編を合わせたような内容。気体と体積の章はおもしろかった。2016/10/05