内容説明
『半七捕物帳』の各編を事件発生順に収録。関連読みもの、コラム、註釈、年表も付いた楽しめるシリーズ。
著者等紹介
岡本綺堂[オカモトキドウ]
小説家、劇作家。1872年(明治5年)、英国公使館に勤める旧幕臣の長男として東京に生まれる。1890年(明治23年)、東京日日新聞に入社。やまと新聞社などを経て、24年間を記者として過ごす傍ら、戯曲を執筆し、新歌舞伎運動の劇作家として名を馳せる。1916年(大正5年)、海外探偵小説からヒントを得た『半七捕物帳』を書き始める。同書は断続しながらも21年間で69篇が発表され、捕物帳の元祖として現在も多くの読者を惹きつけている。1939年(昭和14年)、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チャーリブ
39
このシリーズ全体8巻の5巻目ですが、どうやらこの巻以降の発売はないようです。あまり売れなかったのでしょうか。作品はすべて既読でした。収録作品は10作ですが、執筆時期が新しいものが多いせいか、初期のものとは趣が変わってしまったように感じました。初期の作品に溢れていた半七の人間味や江戸の季節感が薄まってストーリー中心になっているように感じるのは私だけでしょうか。今回も「半七捕物帳事典」と切絵図を突き合わせながらの読書で、江戸趣味に浸ることができました。○2023/06/13
沼田のに
1
古臭いけど100年も前に書いたにしては、すごく新しい。2019/07/18
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