目次
プロローグ 珍研に迫る危機!
第1章 温度と状態方程式(益永研究室;温度とは ほか)
第2章 熱力学第1法則(部長の奇策;仕事とエネルギー ほか)
第3章 熱力学第2法則(元に戻る法則を求めて;可逆?不可逆? ほか)
第4章 エントロピー(サークルの危機と瑛美の決意;エントロピーってなんだろう? ほか)
おまけに(ブラックホールと熱力学;エピローグ 珍研よ永遠に)
著者等紹介
原田知広[ハラダトモヒロ]
立教大学理学部准教授。京都大学博士(理学)。1971年山形県生まれ。1994年京都大学理学部卒業。1996年京都大学大学院理学研究科物理学第二分野専攻修士課程修了。1999年京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻博士後期課程修了。その後、京都大学理学部および早稲田大学理工学部にて日本学術振興会特別研究員(PD)、ロンドン大学クインメアリ校博士研究助手(日本学術振興会海外特別研究員)、京都大学大学院理学研究科講師(研究機関研究員)、立教大学理学部講師を経て現職。専門は、一般相対論・宇宙物理学・宇宙論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nbhd
16
物理を勉強していると、どこにいっても「微分」にぶつかる。世界の不思議を追究したら微分だったんです、ではなく、微分をもってして世界を微分の中に無理くり抑え込もうとしているかんじがするくらい微分だ。文系の僕は軽めの微分にもキュウキュウするのに、あっちは「ってか微分じゃね」くらいのノリだ。素朴に理系の人たちにとって微分ってどんなもんなんだろう?と思う。あるいは、理系の微分は、文系の何に対置できるのだろうか、と。安直に、戦後責任論だったら加藤典洋、みたいな。そして、そもそも微分を持たない文系は何を持っているのか?2021/07/22
コダマ@ようやっとる!
9
マンガで分かる熱力学
osamutkrd
2
熱力学を勉強すると美味しいシュークリームが作れるらしいよ−(ぇ マンガ部分は平易過ぎてあまり特筆するところはなし。 マンガで書いていない部分、特に数学の準備のところ、偏微分の説明などのほうが改めて見直すとためになる点が多かった。2014/07/26
はむれっと
1
マンガで判ると書いておきながら、肝心な理論説明は各章末で数式と文章fで実施している。しかも数式の展開が荒く、紙と鉛筆がないと理解出来ない。なんのためのマンガなのか全く理解出来ない。熱力学を文章で概説した本の方が理解の助けとなりました。2012/03/06
よふかし
0
分かりやすかった。内容もちゃんとしている。 熱力学のイメージを作るのにはいいと思う。