顔がたり―ユニークフェイスな人びとに流れる時間

個数:

顔がたり―ユニークフェイスな人びとに流れる時間

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2019年04月23日 09時12分現在)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■ご注文当日 (午前0時~午前10時30分までのご注文)
     または
    ■ご注文翌日 (午前10時31分~午後11時59分までのご注文)

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)をご利用いただけます。
    【カートに入れる】を選択後に全国店舗の中からお受け取り店をご指定下さい。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784944235230
  • NDC分類 494.8
  • Cコード C0036

内容説明

3年B組金八先生に登場の顔にアザのある青年(役名:青木圭吾)は、石井政之がモデルだ!君にユニークフェイスという生き方を語りたい。

目次

顔のアザをじろじろみられることのない理想郷などなかった…―顔の地図をたどる
治療は長期にわたり…一〇〇%完全に治ることはない―治療
アザから逃げようとしたが、中東まで追いかけてきた―アザは心にある
説明しなければ風俗嬢を抱けなかったぼくがいた―ソープランドでのエクスキューズ
いくら努力しても変えられない「何か」が立ちふさがっているから…―自殺
キズのなめ合いじゃない。少しでも住みやすい社会になってほしい―ユニークフェイス
就職差別を受けている。障害の意味を考え直す時代になっている―ハンディキャップ
主役は当事者ひとりひとり。実はみんなも感じている問題だ―セルフヘルプグループ
どんなにトラウマを抱えていても人は変われる―心のリハビリ
がんばったらハッピーになれるなんて、世の中はそんな単純じゃない…―「自分が好きですか?」事件〔ほか〕

著者等紹介

石井政之[イシイマサユキ]
ジャーナリスト・評論家。NPO法人ユニークフェイス会長。1965年、愛知県生まれ。豊橋技術科学大学卒業。1999年、顔にアザやキズのある人を支援するための市民団体ユニークフェイスを設立、代表になる。2002年にNPO法人化して会長に就任。そのユニークフェイスの「顔」としてさまざまな社会活動を展開する一方、ジャーナリストとして、顔と社会の関係について問題提起を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

アザを見られない理想郷などない…顔の地図をたどる/完全には治らない…治療/アザは中東まで追いかけてきた…アザは心にある/説明しなければ抱けなかった…ソープランドでのエクスキューズ/変えられない「何か」が立ちふさがり…自殺/住みやすい社会に…ユニークフェイス/障害を考え直す…ハンディキャップ/主役はひとりひとり…セルフヘルプグループ/人は変われる…心のリハビリ/「自分が好きですか?」事件/待つこと・語ること/やさしい目/命を選別する人たちが…我が子/全国組織に…NPO法人/女性同士が傷つけあう時代…美と女性/素顔/メイク勉強会/差別がなくなるのか…未来/こんな顔に産んでごめんね…家族

ぼくの顔のアザはまるで地図のように見えることがある。
 あるときはアメリカ大陸、あるときはイギリス……見るたびに世界地図を連想させる。
 この地図に導かれるようにして日本を出て、ニューヨーク、トロント、ロンドン……と旅して歩いたことがかつてあった。
「なぜオレを見つめない?」
 日本では通りすがりに人に見つめられるのが苦痛だったはずだ。そんな日常がひっくりかえった瞬間だった。
 街を歩いても誰もぼくを見つめない。それがニューヨークだった。世界中からさまざまな人間が集まってくる大都市には、顔のアザぐらいで注目する人なんていなかった。
 地下鉄の出入り口に向かおうと早足で歩いていると、迷彩服の軍服で身を包んだ黒人の女性が、顔にカモフラージュ用の褐色のペイントをぬりたくったままさっそうと歩いているのを目に留めた。すれ違いざまギクリとして立ち止まったのは、ぼくひとりだけだった。
 この国ではピストルをぶっ放さない限り、みんな他人を気にすることなんかないんじゃないかと思ったほどだ。
(日本とは顔の意味と価値が違うのだろうか?)
 当時のぼくは『顔面漂流記』(かもがわ出版)の執筆過程にあった。今だってそ

◎ここがポイント
・本書は、顔や身体と社会の関係を取材・執筆してきた著者が、自身の体験とともに、自身が代表を務める、顔にアザや傷のある人たちの集まったNPO法人ユニークフェイスの歩みと成長を語った物語である。
・本書は、著者の子ども時代の体験を語ったものから、NPO法人の代表として社会とわたりあう姿勢を示したものまで、さまざまな19編の短編から成っている。そしてそこから、心を揺さぶる著者の生き方が見えてくる。
・本書の著者は、今年また新たに放送されるTVドラマ「3年B組金八先生」に登場する顔にアザのある青年のモデルとなった。身体障害などとは違った様相をみせる顔の疾病は、いまようやく注目を浴びつつあるようだ。

◎こんな人にお薦め 
・社会とのあいだに違和をもち、融和の道をさぐっている方
・美醜などさまざまな顔の在り方と、社会との関係に関心のある方
・社会に存在するさまざまな差別を学習し、社会福祉などの向上をめざしている方
・さまざまな問題を含んだ本書は、中~高校生の社会学習用にもお薦めできます