輝く智慧に照らされて

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輝く智慧に照らされて

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784944235179
  • NDC分類 183.3
  • Cコード C0012

出版社内容情報

 人生の「肝心かなめ」を語ろう。
 教育、家族、ひきこもり、差別、クローン人間、タマちゃん……、本書は、身近な暮らしの一コマや現代のさまざまな事象を、法華経の智慧の光を照らして見つめたものです。
 法華経は宗教経典としてばかりではなく、思想書としても、哲学書としても、あるいは人生訓としても、読む者に新鮮な感動をもたらしてくれるすばらしい智慧の宝庫です。
 底なしの不景気、犯罪の増加、教育の荒廃と難題山積の現代、そのなかで私たちは、どう生きればいいのでしょうか。本書は、法華経の一句一句が光を放って、私たちに語りかけてくれる人生論です。

第一章 心の珠玉に目覚める
  時代を超えた本質/常識では計り知れないものがある
  知恵の限界/電子レンジ理論/人を敬う
第二章 惑いと教えのはざまで
  自我心を離れても、なお「惑」の中
  拝まれてはかえって迷惑/「おーい、火事だぞ!」
  教育ということ/子どもは親の所有物ではない
  それにつけても金の欲しさよ
第三章 道往くさなかで
  差別を認めてこそ平等/ピンチを救う不思議な力
  心に響くしなやかな言葉/深さゆえに、わかりにくい
  心の勇気/社会に生き、社会を活かす
第四章 心すべき肝心要
  本当の自信/魂の不老不死
  仏教の肝心かなめとは/心の根っこを育てる

 2003年のNHK大河ドラマは『武蔵 MUSASHI』というタイトルです。このドラマの原作は吉川英治の小説『宮本武蔵』。お読みになった方も大勢いらっしゃると思いますが、私も若いころに夢中になって読んだものでした。
 テレビドラマの『武蔵』のほうは、私ははじめの数回を見たにすぎませんが、吉川英治の原作とは、印象があまりに違うので驚きました。テレビの武蔵は、役者さんは大熱演なのですが、脚本家が武蔵の人間像をとらえそこねているような気がしてなりません。あるいは、何か理由があって、意図的に原作から離れたものなのでしょうか。武蔵は、「強くなりたい」の一点張りで、どうも深みに欠けるようです。
 そんな一点張りでは、本当には強くなれないのではないかと思えるのです。そこで、本当の強さとは何か? を考えてみたいと思います。
(中略)
 私が本格的に法華経の勉強を始めた二十歳代のころのことでした。たまたま室町時代の日隆師(八品派祖、1385~1464)の教えを勉強していたところ、「古歌に……」と断り書きをして、次のような歌が引かれているのに目が留まったのです。

  なかなかになお里近くなりにけり あまりに山の奥を

◎ここがポイント
・科学技術は進んでも、ますます人が生きにくい時代になっています。そんな時代の生きる指針を考えます。
・教育、家族、ひきこもり、差別、クローン人間、タマちゃん……、身近な話題から、わかりやすく人生を考えていきます。
・人間の知恵には限界の壁があります。そこで智慧の宝庫といわれる法華経に照らして人間社会を見つめ、より人間らしい生き方を見いだします。


◎こんな人にお薦め
・難題山積の現代に、自分を見失いそうだと思っている方。
・これからの長い人生を、しっかりと見つめ、自分の生き方を見つけたいと思っている若い方。
・生きてきた長い人生を、もう一度見つめなおしたいと思っている方。
・仏教や法華経の教えを学び、人生に活かしたいと思っている方。

目次

第1章 心の珠玉に目覚める(時代を超えた本質;常識では計り知れないものがある ほか)
第2章 惑いと教えのはざまで(自我心を離れても、なお「惑」の中;拝まれてはかえって迷惑 ほか)
第3章 道往くさなかで(差別を認めてこそ平等;ピンチを救う不思議な力 ほか)
第4章 心すべき肝心かなめ(本当の自信;魂の不老不死 ほか)

著者等紹介

泰永二郎[ヤスナガジロウ]
1950年群馬県前橋市に生まれる。現在、在家日蓮宗浄風会会長。また、全国各地で「こころの時代」をテーマに、講演活動を続ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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