内容説明
『プラダを着た悪魔』『恋は邪魔者』「ゴシップ・ガール」「SEX&THE CITY」…映画やドラマの数々で辿る、華やかで儚い女性文化の系譜。
目次
第1章 『プラダを着た悪魔』の文化史(「プラダを着た悪魔」の正体;『プラダを着た悪魔』と「アグリー・ベティ」 ほか)
第2章 『恋は邪魔者』の文化史(六〇年代のセックス・コメディのオマージュに溢れた『恋は邪魔者』;『夜を楽しく』と『恋は邪魔者』 ほか)
第3章 「ゴシップガール」の文化史(四人のヒロインによる「ザ・シティ」の地図;アッパー・イーストのセレブ高校生たちの世界 ほか)
第4章 キャリーとホリーの文化史(五番街から歩いて帰る女たち;ふたりのホリー・ゴライトリー ほか)
著者等紹介
山崎まどか[ヤマサキマドカ]
作家。東京生まれ。清泉女子大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
19
映画論がすごくて詳しすぎてヘトヘト。教科書みたいな本。でも山崎さんの映画愛が強くてさすがだなぁと思いました。出てなかったけど、私は女子とニューヨークといえば、海外ドラマ「フレンズ」。フレンズでしたら長々と語れます(笑)もう何度も見たけど、もう一度全シリーズ観たいなぁ。2017/05/30
くさてる
6
この本で紹介されている本や動画や画像に、直接リンクから飛んで参照できる電子書籍Verがあればいいのにと思う内容の濃さで楽しめました。海外ドラマにはあまり興味が無い私ですが、へレン・ガーリー・ブラウンをはじめとする海外女子のためのセルフヘルプ本や海外文学は好きなので、その個所がとても興味深かった。なので、ついで…という感じで他の個所も読んでいたのだけど、それらの歴史的な背景を読みこんだ上でたどりついた「SATC」のキャリーについての述懐部分が、意外なほどすごく良かった。響いた。面白かったです。2012/09/18
うたかた
5
NY旅行の予習のつもりが、観たいドラマと映画と読みたい本が増えて引きこもりたくなってしまった。ティファニーで朝食をはさっそく読むし、ペットサウンズも読みたいな。2018/09/10
ミーコ
4
山崎さんの情報量がすごい。 読みたい本、映画、ドラマが増える。 色々な人がつながっていて、そこにはドラマがあって。NYの街のパワーあってこそ。 また行ける日が来るのだろうか。2021/01/13
T2y@
4
ニューヨークと恋愛して、裏切られ、失望させられながらも、刹那的に成功を目指す女子達と、取り巻く社交界の変遷を、その時代背景をリアルに描いた映画・ドラマ・小説で追った、まさしく"女子とニューヨーク"のガイド誌。2012/10/21
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