内容説明
鹿児島が生んだ“舌品”。全国の食卓にブームを巻き起こしている鹿児島黒豚。絶滅の危機を越えて今がある。波乱の足跡には人と豚の熱いドラマがあった。
目次
第1章 東京味革命
第2章 「六白」を求めて
第3章 復活への軌跡
第4章 450年の伝承
第5章 源流への旅
第6章 ライバルたち
第7章 「ブランド」への道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dowalf
3
1990年代末に始まったグルメブームで一躍有名になった鹿児島の黒豚。現在は知らない人はほとんどいないのではないでしょうか。一度は途絶えかけた血統、どん底からの復活のエピソードは読んでいて気分が上がりましたが、味と格付けのバランスをとる難しさや偽物対策等一度有名になったがゆえの今後の課題の多さもあると知り、複雑な気持ちになりました。本書の刊行は1999年ですが、その後2010年の口蹄疫、2018年の豚コレラと、2000年代は豚受難の時代。黒豚は負けずに生き延びてほしいです。2022/04/09
ftoku
1
ランドレース種などが導入される以前は鹿児島産の黒豚が人気だったという歴史など知らなかったので興味深く読んだ。量が満たされたから質が求められるようになったのか、再度ブランド豚として市場を開拓した点も面白い。2017/04/18
笑い男
1
大量生産、大量消費時代の弊害がこんなところにも…ブランドの信頼確保というのは大変なことなんだと実感。2011/03/04
さしとおう
1
◇量産化の時代に質にこだわった先見性ある少数派、ブランド化と偽物、食肉忌避の日本で例外的だった鹿児島、が面白いトピックだった。2010/01/08
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