目次
序章 競馬評論家引退の弁
1章 1982年(本当に競馬会は調教師の白井見学を拒否したのか;同馬主、同厩舎の馬は同枠に;同厩、同馬主問題の解決を急げ;馬場が硬いのか、馬がもろいのか;晩成・中島啓之をたたえる ほか)
2章 1983年(寒いパドックでは馬に毛布をかけてやろう;音に弱い日本のサラブレッド;青木プロに栄冠をもたらしたもの;騎手出身の調教師がおちいりやすい陥竅;なぜカツアールをマイラーズCに使うのか ほか)
3章 1984年(何のためのグレード制か;行革時代に逆行するな;失格の基準を明確に示せ;すみやかに外厩制度を導入して故障馬の数を減らそう ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コギー
1
思うところあって、図書館で借りて読む。故・大橋巨泉の競馬評論家としての絶筆であり、最後の代表作。1981~84年の『サンケイスポーツ』連載コラムをまとめたもの。30年以上経った今なお語り継がれる名馬シンボリルドルフのエピソードや、鳴り物入りで始まったが、現在に至るまで問題点が解消されていないグレード制、ジャパンカップについてのそれなどは、現在の競馬を考える上でも必読。また、最近ではノーザンファーム天栄、大山ヒルズに代表される外厩の存在なくして競馬は成り立たなくなってしまったが、それについての歴史もわかる。2020/07/17
コギー
0
三度目の再読。2020/07/21
コギー
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再読。2020/07/19