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内容説明
頭痛、めまい、しびれなどの主訴から的確な診断を下すために、問診は最も重要です。この問診で病歴を充分に聴取し、次に神経学的診察を正確に行うことで障害部位を推定し、暫定的診断を絞り込むこと、さらに補助診断法を適切に選択し、最終診断に至るわけですが、時間的制約の多い日常診療の中では、これらを要領良く短時間で行う必要性があります。本書では、頭痛、めまい・しびれの診療の各論に入る前に、最も重要である問診法と神経学的診察法の要点を、実際の臨床の場で役立つようにまとめました。また、各論のはじめには、診断のためのフローチャートをつけることで、診断までの手順がわかりやすくなるように工夫すると共に、簡単な設問を通して重要点の理解を深めるようにしました。
目次
第1章 診断のための基本的診察法(問診法について;神経学的診察法)
第2章 頭痛(頭痛の診断;くも膜下出血による頭痛;脳出血、脳梗塞と頭痛 ほか)
第3章 めまい(めまいの診断;脳血管障害とめまい;脳神経外科領域におけるめまい ほか)
第4章 しびれ(しびれの診断;脳血管障害としびれ;脊髄障害としびれ ほか)