感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シルク
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最初の訴えから終結まで、かかった年月32年。ギネスにも載ってしもてる(民事訴訟として最長)。教育行政(文部省 当時)が行っている教科書検定は検閲にあたるものである、教育の民主主義化を妨げるものである…と声をあげ、闘い続けた32年。日本の教育史上の長い長い闘い、家永裁判がよく分かる1冊でした。敗戦まで、日本の教科書は文部省執筆の国定教科書。実際の教育現場に立つ教師達(主に初等教育)は、全国同じ教科書使用。教え導く活動は、教科書に忠実に。既に定められたそれを、教育教材のメインにとい2015/03/17
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