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内容説明
日本の三味線の“サワリ”インドの“ジャワリ”アジア全体に見いだすことのできる“微分音”…これらはすべてアジア特有の自然=宇宙を表現する仕掛けの一つであり、その本質は“ゆらぎ”や“ずれ”を楽器にも取りこもうとする音への美意識にあるとするのは考えすぎであろうか。
目次
第1章 インド音楽との出会い
第2章 インドから中央アジアへの道
第3章 戒厳令下のアフガン音楽会
第4章 チベット三味線は遊牧民の音
第5章 謎の楽器「火不思」との遭遇
第6章 忘れられた王国に「火不思」を求めて
第7章 古楽器の宝庫・パミール高原へ
第8章 「火不思」から「三絃」へ、そして「三味線の誕生」
著者等紹介
田森雅一[タモリマサカズ]
札幌生まれ。埼玉大学理学部および教養学部文化人類学コース卒。現在ジャーナリスト、エディター、「サロード」奏者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。