内容説明
すい星のように現れ、またたくまに長野オリンピック代表候補にまで駆け上がった天才モーグル・スキーヤー森徹。最高の舞台を目前にして、彼に突きつけられたのは絶望的な「がんの宣告」だった。兄・敏(ノルディック複合)とともにソルトレーク・オリンピックをめざし、病魔に立ち向かったトオルの魂は、家族と恋人に支えられ、最後の輝きを放つ。
目次
プロローグ もう一度、あの輝く場所へ
第1章 野沢温泉、森家に生まれて
第2章 モーグルの本場カナダへ
第3章 ガンとの闘い
第4章 襲いくる激痛と幻覚
第5章 魂が輝くとき
第6章 トオル、君を忘れない
著者等紹介
清水浩一[シミズコウイチ]
1951年長野県上田市生まれ。国学院大学卒業。東京で編集プロダクション、出版社勤務を経て、1996年から故郷の上田市に住み、フリーライターとして活躍している。年数十回はゲレンデに行くスキーフリークでもある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コーヘー@
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ひとが生きるとか死ぬとか考えた時、「希望」や「目標」があるかないかで同じ病でもその寿命は変わるのかもしれないと感じた。スキルス性のがんになっても目標を追いつづけたこのアスリート、森徹さんには生き伸びようとする執念があった。その姿勢、胸を打たれました。高校の時泊まった宿に置いてあって、紹介してくれた本を今読むことができてハッピーだと思う。ここしばらくの読書で1番の収穫。2015/04/06
Autumn
0
インターン先の方にオススメされて読み始めた。 上村愛子さんのモーグルは知ってたから、そこから本の内容が身近に感じられてきた。 ガンになってからの闘病生活の描写がノンフィクションだけあって、現実がかかれてある。息子に殺してくれと頼まれて、一瞬でも心が揺れた父親の気持ち。延命と安楽死の間で、正解のない選択をしつづけた家族全員の思いを慮りながら読んで、涙と鼻水をこらえた。2014/09/02
エンジェル
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ひたむきに「生きる」。感動で、お手紙を書いたら、他の方からお礼のお手紙を頂きました。
澤村多門
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あの華やかな長野五輪の裏で懸命に生きた徹さんの姿に感動しました。何度も何度も読み返している本です。2009/02/19
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