目次
たわごとのはじめに
駅前医者になってはみたものの
医者とは哀れなものよ
「店」を開いて一年がたった
東京は悪い所なりしか?
カレーライスはご馳走か?
椅子はこわい
泥棒さん、ご苦労さん
一人当りレセプト数と精神科診療所医師の生活及び性格の変化
同姓ミウラ、医局に五人〔ほか〕
著者等紹介
三浦勇夫[ミウライサオ]
1928年、東京・赤坂生まれ。日本医科大学卒業後、慶応義塾大学医学部精神神経科学教室入局、杏林大学保健学部、医学部教授(現在、名誉教授)。社団法人日本精神神経科診療所協会元会長、社団法人日本精神福祉連盟理事、社団法人日本アルコール健康医学協会理事、厚生労働省公衆衛生審議会委員、その他、各検討委員会委員等を歴任。三浦診療所院長
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感想・レビュー
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くろすけ
18
北杜夫との交友が描かれていると教えていただいて入手しました。期待に違わず、ちょっと型破りな医局員時代の思い出がとっても面白かった! 文体や物事を面白がるポイントが北杜夫と通じるところがあって、なだいなだ氏も含めて「類は友を呼ぶ」の言葉そのままの仲間だったんだなぁとじんわりしました。 飄々と無責任に見える文章ですが、目の前の患者さんに対しても、精神医学の社会的役割にも、誠実に力を尽くされてこられた方なのだということが伝わってきました。斉藤茂太先生の「今様良寛さま」というこの方への評がまさにぴったりです。2013/10/05
BIDDULPH
1
北杜夫と土屋賢二を足してお湯で割ったようなヘンなお話が26編 1編だけは奥さんとのお別れのときのお話だった2010/11/08