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内容説明
『国家について』のブルデュー講義を徹底解読し、「王の家」から官僚制の出現を国家生成として把捉した歴史考証をふまえ、その基本理論から、国家アクト/国家資本の国家論を、政治資本・象徴権力の再考をもって開く。マルクス=レーニン主義的国家論を脱出した画期的な論述。山本国家論の第3弾。
目次
1 ブルデュー理論の基礎界閾(実際行為理論の意味―“実践praxis”概念空間への批判;資本の理論:象徴資本から国家資本論へ―「利益」と諸資本の種差化と集約;国家貴族論と認識・認知諸構造の界;象徴権力・象徴暴力と象徴界―象徴資本の再布置)
2 ブルデュー講義『国家について』の読みとり(ブルデュー国家論へ;王朝国家と官僚界:再生産様式の移行)
3 新たな政治理論と国家理論へ(政治資本/政治界と諸闘争および権力界―「象徴支配」論への批判と生産的把捉への回路探索;国家資本と国家アクトの理論生産―「国家精神」論をふまえて)
国家資本論へむけて―主語制様式への集中化
著者等紹介
山本哲士[ヤマモトテツジ]
1948年生まれ。信州大学教授、東京芸術大学客員教授をへて、文化科学高等研究院ジェネラル・ディレクター。教育学博士。政治社会学、ホスピタリティ環境学など専門分割領域にとらわれない超領域的専門研究の研究生産と文化生産を切り開いてきた。研究生産として文化科学高等研究院を設立、その学問の文化ビジネス機関としてJapana Hospitality Academyを設立、2016年に、web intelligence universityの動画知的システムを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。