Documenta historiae naturalium<br> 中国のテナガザル

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Documenta historiae naturalium
中国のテナガザル

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  • サイズ A5判/ページ数 284,/高さ 23X15cm
  • 商品コード 9784938706043
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C1000

内容説明

文人や哲学者の超俗的な理想であるテナガザルは、詩人や画家がこよなく愛した対象であった。漢籍や絵画の厖大な作品を軸に、オリエンタリストが猿の生態を描き尽くし、動物学者をも凌駕した博物学的文学書。

目次

1 上代から漢代まで
2 漢代から唐末まで
3 宋・元・明代
付録 日本におけるテナガザル
本文および図版に登場したテナガザルの履歴
中国地図―テナガザルの分布の変遷

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

12
外交官にして、ミステリ作家、たくさんの外国語を操り、中国についての専門家でもある、オランダ人ファン・フーリクの動物誌。 記録文書から、詩歌、絵画に至るまで、無数の資料と、自身が飼い育ててきたテナガザルの観察をもとに編まれている。 基本的に野生動物をペットにすべきではないのだが、作者はそのことに気付きながらもあえて無視してるように思える。 樹上生活を行って、神秘のベールに包まれたサル。 厚かましいマカクザル、猴の類と異なり、高潔な獣と考えられてきた猿。 テナガザルに対する愛情に満ちた書物。 2023/04/13

いちはじめ

0
ミステリファンにはディー判事シリーズで知られる東洋通のオランダ人外交官・作家の著作。タイトル通り、テナガザルについての研究。博覧強記とはこういう人をいうのだろうな。1999/04/17

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